特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

C25004

科目名

国際社会学A

科目開設大学名

大阪大谷大学

英文科目名

International Social Studies A

配当学年

2回生

単位数

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

大阪大谷大学 教務課
TEL:0721-24-0382

担当教員

岡島克樹

履修条件等

時間割

月曜日 10:45〜12:15 

開講期間

前期 

教室

1-102(B)

キャンパス

志学台キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

 1990年代以降「グローバル化」ということが日本でもさかんに言われるようになっている。この「グローバル化」とは何かを考えることなしに,担当教員が勤務する人間社会学部という名称に含まれることば,つまり,「人間」とは何か,「社会」とは何かという問いを考えることは困難である(それは他の名称をもつ学部で学ぶ人も同じであろう)。なぜなら,「グローバル化」とは,近代以降,現代にいたるまで,世界がどのような構造的変化を遂げてきたのかに関するものであり,近代を問い直し,そこからわれわれが生きる今を考えることを強いるものだからである。また,このようなことに関する知識や関心は,外国につながる人々が日本にも数多く住むようになっている今日,科目を問わず,教壇に立つ人にとっても重要なものとなっていると思われる。
 そのため、本講義では,「グローバル化」を「人・モノ・カネ・情報が加速的に大量に越境移動するプロセスと結果」と定義づけ,とくに人とモノの越境的移動の現状について学びながら,それが日本を含む先進国内および海外,とくに途上国の生活や産業にどのような影響を与えているのか,基本定な知識と関心を獲得する授業を行なう。
 なお,この授業では,開発教育協会(DEAR)が作成したアクティブラーニング教材(コーヒーゲーム,あぶない野菜ビデオ視聴とディスカッション,スマホから考えるわたし・世界・SDGs等から,学生の関心を尋ねたうえで実際に試す教材を決める)を積極的に利用し,実感のともなう理解を獲得し,また,将来,教職につくことを考えている学生にとっては,教壇に立った際につかえるコンテンツをつたえる授業にする。

到 達 目 標

多文化共生や開発教育・国際理解教育,その背景となっているグローバル化の概要を理解する。

授 業 計 画

1週オリエンテーションー国際社会学を学ぶ意義
2週グローバル化の定義とその多様性 
3週モノをつうじたつながり―参加型学習ツールの体験(その1)
4週モノをつうじたつながり―参加型学習ツールの体験(その2)
5週モノをつうじたつながり―ビデオ視聴と議論 
6週人をつうじたつながり―難民問題に関するビデオ視聴と解説
7週人をつうじたつながり―難民問題に関する活動事例の紹介・難民申請者との対話(外部講師)
8週多文化共生社会への取組―政府と自治体の政策動向(その1)
9週多文化共生社会への取組―政府と自治体の政策動向(その2)
10週マイクロ・アグレッションとは何か?(ワークを含む)
11週SDGsとは何か(1)
12週SDGsとは何か(2)
13週SDGsとは何か(3)
14週SDGsとは何か(4)
15週総括(授業内テストの実施と解説、学習到達目標の確認ならびに補足的説明)

評 価 方 法

(1) 授業内論述式テスト(60%)
(2) 授業内基本語彙テスト(25%)
(3) 外部講師来訪時に課す小レポート(15%)

授業の方法

対面

教 科 書

なし(毎回,担当教員作成の資料を配布)

参 考 書

適宜伝達する

備   考

外部講師を招き,ご講演をいただく回があるが,外部講師のご都合により授業内容が前後する場合がある。あらかじめ了解したうえで受講してください。

募集終了