特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪
The Consortium of Universities in Osaka
Web出願登録締切 |
3/24 |
出願票提出締切 |
3/26 |
科目番号 |
C25014 |
科目名 |
アジア経済史1 |
科目開設大学名 |
関西大学 |
英文科目名 |
Economic History of Asia I |
配当学年 |
2~4年次 |
単位数 |
2 |
募集定員 |
20名 |
年間日程 |
年間日程表PDF |
連絡先 |
学事局 教務事務グループ TEL:06-6368-0127 |
担当教員 |
西村 雄志 |
履修条件等 |
時間割 |
火曜日 13:00〜14:30 |
開講期間 |
春学期 |
教室 |
キャンパス |
千里山キャンパス |
講 義 内 容 |
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講 義 概 要 前期はアジアが本格的に欧米諸国に植民地化される19世紀後半までを対象時期とする。しかし、この講義では時期区分よりむしろ、問題対象を絞るかたちで進めていきたいと考えている。欧米諸国が本格的にアジアに進出してくる以前、アジアではどのような経済活動が行われていたのか、近年になって多くの素晴らしい研究が発表されてきている。インド洋交易圏や朝貢システムを基礎とした東アジア国際秩序の存在等、それら欧米諸国が関与していない独自の「纏まり」の存在が、欧米諸国が本格的にアジアに進出して植民地化を推進していくなかで、どのように変容し「再編」されたのか。この講義では19世紀末から現代まで続くアジア経済の「纏まり」の存在の端緒を皆さんとともに考えてみたいと思います。 到 達 目 標 21世紀の現在においても、アジアには様々な独自性を有した文化や慣習が存在し、それに基づく経済活動も色濃く残っています。それと同時にアジアには稲作を中心とした農業社会をはじめとして共通する土台らしいものが存在しているのも事実です。アジアには多様性と共通性が共存しています。ヨーロッパにも同様のものは存在しますが、アジアと比較すればその違いは大きなものとは言えません。この講義の達成目標は、こうしたアジアに存在する多様性と共通性を歴史的視座から捉え直すとともに、現在のアジア経済が発展する源流を受講して頂く各々が自分なりに考え理解して頂くことにあります。講義の内容を細かく覚えるのではなく、むしろ自分なりの問題関心を醸成して言って頂く事が大事な事だと考えます。 授 業 計 画
評 価 方 法 定期試験(筆記試験)の成績で評価する。 授業の方法 対面 オフィスアワー オフィスアワーは月曜日に予定している。具体的な時間は追って知らせる。事前にメールで必ずアポイントを入れる事< tnishimu@kansai-u.ac.jp >。 教 科 書 教科書は指定しない。 参 考 書 濱下武志 朝貢システムと近代アジア 岩波書店 978-4000013826 備 考 リーディングリストの文献も参考にしながら、取り上げた歴史的事象について多面的に考察する様に心掛ける。その上で疑問が残る場合は、オフィスアワー等で講義担当者に質問する。あらゆる疑問を放置せず、自分なりの答えを見出せるように努める。 |