講 義 概 要 [現代アメリカ外交論] 今日の国際政治の土台を作る過程でアメリカ外交およびその理念は大きな影響を与えた。この授業では、第二次世界大戦後のアメリカ外交に焦点を絞り、冷戦期・ポスト冷戦期という主要な区分ごとのテーマと、アメリカ外交における重要な地域という二つの観点からアメリカ外交を分析する。また、近年国際政治で影響力が増大している中国の示す異なる価値との競合と共存という新たな課題についても考えていく。 到 達 目 標 ①知識・技能の観点 アメリカ外交の特徴、国際政治におけるアメリカの位置づけ、および日本の立ち位置を基本的に理解する ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 講義内容を批判的に吟味し、自分の考えを客観的に形成・表明する ③主体的な態度の観点 授業で得た知見を国際政治の理解に応用し、自らの見解を持つ 授業手法 / Teaching Methods ・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック ・学生による学習のふりかえり 授 業 計 画 第1回 アメリカ外交の理念と歴史的展開 | 第2回 冷戦と核兵器 | 第3回 冷戦と地域紛争 | 第4回 冷戦と文化外交 | 第5回 新しい国際秩序―民主化 | 第6回 新しい国際秩序―グローバリゼーション | 第7回 新しい国際秩序―テロとの戦い | 第8回 価値の多様化の中での国際秩序 | 第9回 イラン・イラク | 第10回 パレスチナ | 第11回 朝鮮半島 | 第12回 中国 | 第13回 EUとロシア | 第14回 アフリカ | 第15回 まとめ | 授業時間外学習 / Expected work outside of class | 各回の授業ポイント動画とアウトラインを用いて予習することが望ましい。また、授業後には振り返りを書き込むことで、他の受講生と意見交換をする機会を活用することが期待される。 |
評 価 方 法 定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。 小テスト(20%)、到達度の確認(80%) 履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。 成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。 基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy ①知識・技能の観点 アメリカ外交の特徴、国際政治におけるアメリカの位置づけ、および日本の立ち位置を基本的に理解できているか ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 講義内容の批判的な吟味に基づき、自分の考えを客観的に形成・表明できているか ③主体的な態度の観点 授業で得た知見を国際政治の理解に応用し、自らの見解を持てているか 授業の方法 対面 オフィスアワー 関大LMSメッセージ機能を用いて、あるいはckotsuru(a)kansai-u.ac.jpへのメイルにて。 教 科 書 佐々木卓也編 『戦後アメリカ外交史(第3版)』 (有斐閣、2017年)。 授業開始時に、学習ポイントを示したシラバスを配布する。 参 考 書 青野利彦・倉科一希・宮田伊知郎編 『現代アメリカ政治外交史』 (ミネルヴァ書房、2020年)。 富田虎男・鵜月裕典・佐藤円編 『アメリカの歴史を知るための65章(第4版)』 (明石書店、2022年)。 備 考 関大LMSおよびメイル経由によるコメント。 |