講 義 概 要 この講義では、大航海時代から国連設立までの歴史を概観します。高校までの世界史と似ている 部分もありますが、国際機構の視点で掘り下げるので、かなり異なる部分もあります。西洋を中 心とした近現代史の基礎知識は、あらゆる科目の理解に必須です。この講義の第2回から第4回は 、国際法Aの第2回から第4回、および地域研究ⅠAの一部と似ていますが、ここでは国際機構論の 視点に基づき考察します。 講義冒頭には、国内外のメディアのホームページを用いて、最新の時事問題を国際機構論の視 点から解説します。受講生は、メディアを批判的に読み解く「メディア・リテラシー」を学んで ください。 到 達 目 標 この講義では、大航海時代から国連設立までの歴史を概観します。高校までの世界史と似ている 部分もありますが、国際機構の視点で掘り下げるので、かなり異なる部分もあります。西洋を中 心とした近現代史の基礎知識は、あらゆる科目の理解に必須です。この講義の第2回から第4回は 、国際法Aおよび地域研究ⅠAの一部と似ていますが、ここでは国際機構論の視点に基づき考察し ます。 講義冒頭には、国内外のメディアのホームページを用いて、最新の時事問題を国際機構論の視 点から解説します。受講生は、メディアを批判的に読み解く「メディア・リテラシー」を学んで ください。 授 業 計 画 第1回:国際機構とは何か | 第2回:国際機構の歴史(1) 大航海時代、宗教改革、三十年戦争 | 第3回:国際機構の歴史(2) フランス革命、ナポレオン戦争 | 第4回:国際機構の歴史(3) ハーグ平和会議、赤十字国際委員会 | 第5回:第一次世界大戦(1) サラエボ事件 | 第6回:第一次世界大戦(2) 近代兵器の登場 | 第7回:第一次世界大戦(3) 国際聯盟の設立 | 第8回:国際連盟(1) 国際連盟規約 | 第9回:国際連盟(2) 大国の不参加 | 第10回:国際連盟(3) 強制力の欠如 | 第11回:ファシズムの台頭と第二次世界大戦の勃発 | 第12回:国連の設立(1) 「四つの自由」演説と大西洋憲章 | 第13回:国連の設立(2) ダンバートン・オークス提案 | 第14回:国連の設立(3) サンフランシスコ会議と国連憲章の採択 | 第15回:試験及びまとめ |
評 価 方 法 試験評価:100% レポート:0% その他:0% 計2回の試験で成績評価を行います。出席は成績評価にいっさい関係ありません。追加の試験や レポートもいっさいありません。毎回の授業終了前に発表する「課題」は、成績評価の対象では ありませんが、受講生が講義の理解度を各自で確認できる内容になっています。詳細は、第1回 授業資料を読んでください。 授業の方法 対面 オフィスアワー M-Portクラスプロファイル内[授業Q&A]より質問してください。 教 科 書 成美堂出版編集部:『新版一冊でわかるイラストでわかる図解世界史』 参 考 書 植木安弘『国際連合:その役割と機能』日本評論社 2018年 / 臼杵陽・鈴木啓之編著『パレスチ ナを知るための60章』明石書店2016年 / 青野利彦『冷戦史』全2巻中央公論新社2023年 / 笈川博一『物語エルサレムの歴史』中公新書2010年 / 小林義久『国連安保理とウクライ ナ侵攻』筑摩書房 2022年 / 篠原初枝『国際連盟』中央公論新社 2010年 / 最上敏樹『国連と アメリカ』岩波書店 2005年 / 横田洋三編『新国際人権入門: SDGs時代における展開』法律文 化社 2021年 / 田中久美子監修『理由がわかればもっと面白い!西洋絵画の教科書』ナツメ社 2021年 備 考 国際機構論Bを履修する人は、なるべく国際機構論Aから履修してください。 教科書は毎回使います。予習・復習にも積極的に利用してください。 聖書とギリシャ神話の基礎知識は、国際問題の理解に必須です。西洋絵画の名画の解説を読むと効率的に学べます。 毎回の授業で指示される参考文献や参考URLをもとに、事前および事後学習をしてください。 |