特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

C25031

科目名

ドイツの文化B

科目開設大学名

桃山学院大学

英文科目名

Studies on German Culture B

配当学年

全学年

単位数

募集定員

若干名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務課(単位互換係)
TEL:0725-92-7596

担当教員

高田 里惠子

履修条件等

時間割

木曜日 9:20〜10:50 

開講期間

秋学期 

教室

未定

キャンパス

桃山学院大学(和泉キャンパス)

講 義 内 容

キーワード

ドイツ近現代史 第一次世界大戦 大二次世界大戦 ナチズムの思想

講 義 概 要

20世紀は「戦争の世紀」と言われることがあります。まず、第1部「第一次大戦と世代対立」では、ヨーロッパを衰退させた第一次大戦について、敗戦国となったドイツを中心にして考察します。
次に、第2部「ナチ党と若者世代」では、1930年前後に台頭してくるナチ党を取りあげます。
その特徴を掴むにあたって、とりわけナチ党の学校政策に注目します。

到 達 目 標

文学作品や映像作品など具体的な事例に触れながら近代ドイツに特徴的な歴史状況を見ていくことによって、
考察力と分析力を身につけることを目標とします。
この講義では、授業の内容を自分でうまくノートにまとめる練習、人の話の要点を的確につかむ訓練をしていただきたいと思います。したがって、授業のスライドは、(授業の前ではなく)授業の終了後に、M-Portで配布しますので、そのつもりで授業に臨んでください。
また、小テストやコメントシートなどを通して、わかりやすく簡潔な文章を書く練習をします。
この講義の目標は、何かを暗記することや歴史事項を確認することではありません。
さらなる勉学や就職活動のために、聞く力・書く力・話す力を身につけることが目標となります。

授 業 計 画

第1回:講義の進め方や内容、試験、成績評価について説明する。
この講義で扱うテーマと時代について
第2回:第1部「第一次世界大戦と世代対立」
第一次世界大戦の衝撃をめぐって
第3回:第一次世界大戦の新しさについて
第4回:第一次世界大戦がつくりだした世代
第5回:第一次世界大戦と反戦
第6回:第一世界大戦と戦友感情
第7回:『ドイツ戦歿学生の手紙』について
第8回:日本における『ドイツ戦歿学生の手紙』の受容
第9回:第2部「ナチ党と若者世代」
ナチ党の成立と台頭
第10回:ワイマル文化批判
第11回:ナチズムの思想について
第12回:ナチ党の新しい学校①
ギムナジウム教育批判
第13回:ナチ党の新しい学校②
「民族共同体」と奉仕
第14回:ナチ党の新しい学校③
ファシズムの嵐の中でどう生きるか
第15回:全体のまとめ

評 価 方 法

試験評価:20% レポート:30% その他:50%
「試験」は、対面の小テスト(1回10点)を抜き打ちで2回行ないます。問題はその日の講義の
内容に基づいてます。記述式で一問のみ。200字以上300字以内の解答となります。
「レポート」は、期末レポートとして最後の授業の終了後に課題を出します。M-Portでウェ
ブ提出することになります。だいたい1000字から1200字程度のレポートにする予定です。
「その他」については、ほぼ毎回提出していただくコメントシートや(小テスト実施日には
コメントシート提出はありません)、挙手での発言などを総合的に判断します。コメントシート
に書いてもらう内容は、講義の最後に出す課題の解答です。コメントシートに感想や授業のまとめを書いていただくことはありませんので、ご注意ください。この言わば平常点が評価の中心となります。
詳細は学期の開始時に授業資料として、M-Portで配布する「コメントシート、レポート、テストの採点基準について、及びコピペに対する処置ついて」をよく読んでください。

授業の方法

対面

『講義』『アクティブラーニング』『グループワーク』

オフィスアワー

M-Portクラスプロファイル内[授業Q&A]より質問してください。

参 考 書

坂井栄八郎『ドイツ史10講』(岩波新書)
石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書)
小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(岩波ブックレット 1080)
ウォルター・ラカー『ドイツ青年運動――ワンダー・フォーゲルからナチズムへ』(人文書院)

備   考

予習として、授業で扱う作品や参考文献のうち、文庫などで入手しやすいものを自分で読んで
みることをすすめる。直接には試験にはつながらなくとも、学生時代にさまざまな読書に挑戦こ
とは重要である。
また復習として、授業後にノートの内容を整理し、不明な部分は自分で調べたり、教員に質問したりして補っておくことをすすめる。

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