特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

C25032

科目名

国際機構論B

科目開設大学名

桃山学院大学

英文科目名

Studies of International Organizations B

配当学年

2年次以上

単位数

募集定員

若干名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務課(単位互換係)
TEL:0725-92-7596

担当教員

軽部 恵子

履修条件等

時間割

火曜日 11:00〜12:30 

開講期間

秋学期 

教室

未定

キャンパス

桃山学院大学(和泉キャンパス)

講 義 内 容

キーワード

国際機構、世界史、国際連盟、国連、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)

講 義 概 要

この科目では、国連のしくみについて安全保障を中心に学びます。具体的には、国連憲章の重要条文、国連の6つの主要機関(とくに総会と安保理)を事例とともに学んでいきます。人権、SDGs、環境問題などは講義冒頭のニュース紹介などで随時取り上げます。
国際機構論の理解には、国際紛争の背景となる世界史、とくに近現代史の知識が不可欠です。
受講生は、参考文献を用いて、自分の世界史の知識を確認し、必要であれば自習してください。
授業で取り上げるのは、高校の教科書に掲載されていること、および就職試験の筆記試験で問われることです。
講義冒頭では、国内外のメディアのホームページを用いて、国際機構論の視点からニュースを解説します。受講生は、メディアを批判的に読み解く「メディア・リテラシー」を学んでくださ
い。

到 達 目 標

①国連の主要機関とその権限・任務について学ぶ。
②国連の取組と成果、問題点について、安全保障を中心に考察する。
③国際問題の理解に必要な一般教養、とくに歴史・地理・文化・宗教に関する基礎知識を獲得する。
④メディア・リテラシーを身につける。

授 業 計 画

第1回:第二次世界大戦と国連の設立
第2回:国連憲章(1)目的
第3回:国連憲章(2)原則
第4回:総会
第5回:事務総長
第6回:安保理(1)任務と権限
第7回:安保理(2)朝鮮戦争
第8回:安保理(3)スエズ戦争とPKO
第9回:安保理(4)湾岸戦争
第10回:安保理(5)冷戦終結後の民族紛争
第11回:安保理(6)アメリカ同時多発テロとイラク戦争
第12回:安保理(7)ロシアのウクライナ侵攻
第13回:安保理(8)イスラエルと中東危機
第14回:核軍縮
第15回:まとめ、期末試験

評 価 方 法

試験評価:100% レポート:0% その他:0%
計2回の試験のみで成績評価を行います。出席は成績評価に全く関係ありません。成績が振るわなかった受講生のために、追加の試験やレポートを課すことは一切ありません。詳細は第1回授業資料を読んでください。

授業の方法

対面

『講義』

オフィスアワー

M-Portクラスプロファイル内[授業Q&A]より質問してください。

教 科 書

『なし』

参 考 書

植木安弘『国際連合:その役割と機能』(日本評論社、2018)、鈴木啓之・児玉恵美編著『パレ
スチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章』(明石書店、2024)、青野利彦『冷戦史』全
2巻(中公新書、2023)、笈川博一『物語エルサレムの歴史』(中公新書、2010)、高橋正男『
物語イスラエルの歴史:アブラハムから中東戦争まで』(中公新書、2008)、黒川祐次『物語ウ
クライナの歴史』(中公新書、2002)、小林義久『国連安保理とウクライナ侵攻』(ちくま新書、2022)、篠原初枝『国際連盟』(中公新書、2010)、最上敏樹『国連とアメリカ』(岩波新書、2005)、田中久美子監修『理由がわかればもっと面白い!西洋絵画の教科書』(ナツメ社、2021)

備   考

毎回の授業で指示される参考文献や参考URLをもとに、事前および事後学習をしてください。
・国際機構論Bを履修する予定の人は、極力Aから履修してください。Aの内容を知らないと、Bの内容を理解できません。
・やむを得ずBから履修する人は、Aの教科書などで17世紀から20世紀前半の世界史を自習してください。就職試験の筆記試験にも出題されます。
・聖書とギリシャ神話の基礎知識は、国際問題の理解に必須です。西洋絵画の名画の解説を読むと効率的に学べます。

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