特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

C25033

科目名

国際法B

科目開設大学名

桃山学院大学

英文科目名

International Law B

配当学年

2年次以上

単位数

募集定員

若干名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務課(単位互換係)
TEL:0725-92-7596

担当教員

軽部 恵子

履修条件等

時間割

火曜日 9:20〜10:50 

開講期間

秋学期 

教室

未定

キャンパス

桃山学院大学(和泉キャンパス)

講 義 内 容

キーワード

国際法、条約法、日本史、世界史、武力紛争、国際人道法、核軍縮

講 義 概 要

この講義では、国際法の基礎を学びます。前半で国際法の最も重要な法源である条約を律する条約法の基礎を学びます。後半では、日本の進路に多大な影響を与えた条約を、歴史的背景や当時の国際情勢とともに学びます。
国際法がわかると、新聞やテレビの国際ニュースがよくわかるようになります。それは、国際法が国家の行動を規律する世界共通のルールだからです。
講義冒頭では、国内外のメディアのホームページを用いて、最新の時事問題を国際法の視点から解説します。受講生は、メディアを批判的に読み解く「メディア・リテラシー」を学んでください。

到 達 目 標

①国際法、とくに条約法の基礎(重要な条約、判例を含む)について、歴史的事例をもとに修得する。
②国際法が個人の生活に直結することを理解し、国際法の歴史的文書の今日的意義を考察する。
③国際問題の理解に必要な一般教養、とくに歴史・地理・文化・宗教に関する基礎知識を獲得する。
④メディア・リテラシーを身につける。

授 業 計 画

第1回:国際法の基本原則
第2回:条約(1)条約案の交渉※この回から条約集を必ず持参してください。
第3回:条約(2)署名と採択
第4回:条約(3)批准
第5回:条約(4)効力発生
第6回:条約(5)無効と終了
第7回:条約(6)国内法との関係
第8回:日本と国際法(1)日米和親条約と日米修好通商条約
第9回:日本と国際法(2)パリ講和会議と国際連盟規約
第10回:日本と国際法(3)真珠湾攻撃と太平洋戦争
第11回:日本と国際法(4)終戦とサンフランシスコ平和条約
第12回:日本と国際法(5)日本国憲法と日米安保条約
第13回:日本と国際法(6)「唯一の被爆国」と核軍縮
第14回:日本と国際法(7)国連女性差別撤廃条約
第15回:まとめ、期末試験

評 価 方 法

試験評価:100% レポート:0% その他:0%
計2回の試験のみで成績評価を行います。出席は成績評価に全く関係ありません。成績が振るわなかった受講生のために、追加の試験やレポートを課すことは一切ありません。詳細は第1回授業資料を読んでください。

授業の方法

対面

『講義』

オフィスアワー

M-Portクラスプロファイル内[授業Q&A]より質問してください。

教 科 書

『国際条約集2024』(有斐閣)

参 考 書

加藤信行『ビジュアルテキスト国際法』第3版(有斐閣、2022年)、中谷和弘他『国際法』第5
版(有斐閣、2024)、 浅田正彦他『国際法』第5版(東信堂、2022)、大沼保昭『国際法』(ちくま新書、2018)、 祝田秀全『知識ゼロからの戦争史入門』(幻冬舎、2020)、 西谷修『ロジェ・カイヨワ戦争論:文明という果てしない暴力』(NHK出版、2024)、田中久美子監修『理由がわかればもっと面白い!西洋絵画の教科書』(ナツメ社、2021)

備   考

毎回の授業で指示される参考文献や参考URLをもとに、事前および事後学習をしてください。
・教科書である条約集は第2回から毎回使います。試験問題の一部は、最新版の条約集を用いて解答する形式です。
・条約集で採用する条約・宣言等は、毎年入れ替わっています。条約に入っている国のデータは、毎年更新されています。
・国際法Bを受講する予定の人は、先にAを受講することを強く推奨します。
・聖書とギリシア神話の基礎知識は、国際問題の理解に必須です。西洋絵画の名画の解説を読むと効率的に学べます。

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