特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

D25013

科目名

国語学概論a

科目開設大学名

関西大学

英文科目名

Introduction to Japanese Philology A

配当学年

1~4年次

単位数

2

募集定員

20名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

学事局 教務事務グループ
TEL:06-6368-0127

担当教員

日高 水穂

履修条件等

時間割

月曜日 14:40〜16:10 

開講期間

春学期 

教室

キャンパス

千里山キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

日本人に対する「国語教育」と外国人に対する「日本語教育」は、一見目的も方法論も異なっているように見えるが、「日本語」に対する理解を深め、その運用能力を高めるための教育という点では共通している。この講義では、テキスト『やさしい日本語のしくみ』にそって、現代日本語の発音・表記・文法のしくみおよび日本語学の基本的な用語・概念について概説し、国語教育、日本語教育、日本語研究への導入とする。

到 達 目 標

①知識・技能の観点
・日本語学の基本的な用語・概念が理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・日本語学の用語・概念を用いて、日本語の発音・表記・文法のしくみが説明できる。
③主体的な態度の観点
・授業の課題への主体的な取り組みを通じて、日本語に対する関心・理解を深める。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授 業 計 画

第1回 イントロダクション:国語教育と日本語教育
《日本語の発音と表記》
第2回 発音のしくみ
第3回 特殊拍・短縮語
第4回 五十音図
第5回 音素と異音
第6回 アクセント
第7回 2~6回のまとめ【小テスト1】
《日本語の文法》
第8回 日本語学習者の日本語
第9回 格助詞・とりたて助詞
第10回 「は」と「が」・省略
第11回 活用
第12回 受身
第13回 ら抜きことば
第14回 敬語・現代敬語の特徴
第15回 8~14回のまとめ【小テスト2】
授業時間外学習 / Expected work outside of class
・シラバスで指定している教科書や参考書の範囲を読み、内容を把握するように予習・復習をすること。
・関大LMSに掲出する「授業の理解度アンケート」に回答し復習をすること。

評 価 方 法

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
小テスト(40%)
・小テスト1では2~6回の授業の内容理解を確認する。
・小テスト2では8~14回の授業の内容理解を確認する。
授業への取り組み姿勢(60%)
・授業内で日本語を観察するための課題を出す。
・関大LMSで「授業の理解度アンケート」を実施する(小テスト実施回以外毎回実施)。
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・小テストによって評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・小テストによって評価する。
③主体的な態度の観点
・授業中の課題への取り組み及び「授業の理解度アンケート」によって評価する。

授業の方法

対面

オフィスアワー

オフィスアワー:火・木曜日の昼休み(12:10~13:00)に研究室で対応する。
メールアドレス:hidaka★kansai-u.ac.jp(★を@に)

教 科 書

庵功雄・日高水穂・前田直子・山田敏弘・大和シゲミ   『やさしい日本語のしくみ―日本語学の基本 改訂版』   (くろしお出版)   ISBN-13:9784874248300

参 考 書

ヒューマンアカデミー(編)   『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド 第5版』  (翔泳社)  ISBN-13:9784798167190
田中真一・窪薗晴夫   『日本語の発音教室』  (くろしお出版)  ISBN-13:9784874241769
山田敏弘   『国語教師が知っておきたい日本語文法』  (くろしお出版)  ISBN-13:9784874243107

備   考

授業の理解度アンケートの解説は実施日の翌週の授業で行う。小テストの解説は当日の授業の後半で行う。
・この科目は文学部の日本語教師養成講座の必修科目であり、講座全体の導入の内容を含む。
・秋学期に開講される「国語学概論b」もあわせて修得することが望ましい。

募集終了