キーワード 男女共同参画社会、ワーク・ライフ・バランス、男女雇用機会均等法、家事・育児分担、ジェンダー統計、LGBTQ、多様社会、SDGs 講 義 概 要 [授業の目的] 男女共同参画社会の概念を理解し、教育、労働市場、政治、生活などあらゆる分野における男女の活躍の現状と課題を学ぶことによって、男女共同参画社会や多様社会の実現に向けて自ら考える力を培うことが目的である。男女共同参画、LGBTQ、地域の特徴などへの理解を深め、身近なテーマとして主体的に考えることを目指す。 [授業の概要] 国連のSDGs(持続可能な開発目標)の一つの「ジェンダー平等」は、日本は世界に比べ大幅に遅れている。男女平等の度合いを表した「ジェンダー・ギャップ指数」(世界経済フォーラム、2024年)の世界ランキングでは、世界146カ国のうち日本は第118位と低水準だ。 本講義では、男女共同参画社会の意義とこれまでの流れを学び、なぜ日本の男女共同参画は遅れているのか、教育、労働、政治、生活、関西の各分野での現状と課題について、データを読み解き学ぶ。ワーク・ライフ・バランス、企業の取り組み、政策議論を整理し、身近な事例や現状について、グループワークでも理解を深める。 なお、社会情勢の変化ならびにゲストスピーカーの都合により、シラバスに記載された授業計画を一部変更して実施する場合がある。 到 達 目 標 【到達目標1】男女共同参画社会の基本的概念や用語を説明できる 【到達目標2】教育、労働、政治、生活、関西における男女共同参画の現状と取り組みを説明できる 【到達目標3】男女共同参画の視点で自分の身近な事例・課題を見つけることができる 【到達目標4】男女共同参画社会の実現に向けた課題について、自分の考えを述べることができる 授 業 計 画 1回目 | オリエンテーション、男女共同参画とは | 2回目 | 身近な男女共同参画 | 3回目 | なぜ男女共同参画社会に取り組むのか | 4回目 | 教育における男女共同参画 | 5回目 | 労働における男女共同参画 | 6回目 | 生活における男女共同参画 | 7回目 | 授業の振り返りと学修到達度の確認(中間テスト) | 政治における男女共同参画 | 8回目 | 中間テストの解説 | 関西における男女共同参画 | 9回目 | 外部講師による講演(予定) | 10回目 | 男女共同参画と経済成長 | 11回目 | ダイバーシティと多様な働き方 | 12回目 | 男女共同参画社会論の振り返りと学修到達度の確認(期末テスト) | 13回目 | 期末テストの解説 | 講義内容の確認と総括 |
評 価 方 法 詳細情報:中間および期末テストを実施する。 評価基準:模範解答を提示する。
詳細情報:各授業回の内容に合わせた課題(練習問題、ミニッツペーパーなど)を提示する。 評価基準:練習問題の解説、模範解答を提示する。
詳細情報:グループワーク、および発表を行う。 評価基準:授業時に説明、コメントする。
詳細情報:ワークシートおよびレポート作成の課題を提示する。 評価基準:授業時に説明、コメントする。 授業の方法 その他 ブレンディッド対面重視型(対面+ライブ+オンデマンド型) 教 科 書 使用しない。必要な資料を提示する。 参 考 書 内閣府『男女共同参画白書』内閣府HP(https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/index.html) 川口章『ジェンダー経済格差』勁草書房、2008年、3100円(税別)、ISBN978-4-326-50305-6 村上由美子『武器としての人口減少社会-国際比較統計で分かる日本の強さ』光文社新書、2016年、740円(税別)、ISBN 978-4-334-03937-0 備 考 ・追手門学院大学授業受講上のルールを厳守すること。 ・質問等は、LMS等を通じて受け付ける。
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