特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

E25008

科目名

オペレーションズ・リサーチ

科目開設大学名

追手門学院大学

英文科目名

OPERATIONS RESEARCH

配当学年

3,4

単位数

2.0

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務課
TEL:072-641-9614

担当教員

中野  統英

履修条件等

時間割

木曜日 9:30〜11:15 

開講期間

秋学期 

教室

キャンパス

総持寺キャンパス

講 義 内 容

キーワード

オペレーションズ・リサーチ(OR),経営問題,意思決定,分析,数学モデル,合理的手法,最適戦略および線形計画法

講 義 概 要

[授業の目的]
経営において重要な,科学的で合理的な意思決定の考え方およびそれらの応用方法を会得する.単なる技術ではなくて,その中にあるアプローチの方法を理解して,それを新たな問題に活用できる力を涵養することを授業の目的とする.
[授業の概要]
オペレーションズ・リサーチ(Operations Research:ORと略されることが多い)の起源は,第二次世界大戦中に英国や米国で軍事作戦の様々な意思決定や行動を最適化する手段として研究・開発され発達した.その後いろいろな組織の運営上の問題にも応用されようになり,公共事業や民間企業などに導入され今日に至っている.今では、経営方針や経営策定など方針決定にあたって計量的にデータを評価し,科学的に方針を決定するうえでORは欠かせない手段となっている.

ORにおける『オペレーション』は『作戦』という意味を持つが,企業における生産活動,販売活動,投資決定などすべて『オペレーション』である.このような種々のオペレーションを研究(リサーチ)することがORである.人や組織はある目的をもって行動したり,運用されたりしている.そこでは種々多様な問題解決がなされるが,単なる経験とか勘だけではなく長期的観点から合理的に決定することが望まれる.対象とするシステムに対し,その目的を最も効率的に達成する方法を計量的に追及する科学がORである.

この授業では,まず待ち行列理論について紹介する.そして物事の決定方法を決める階層分析法を考える.また社会の競争と調和を探るゲーム理論を扱う。さらに選挙において重要な投票力指数や最適ペアリングを扱う安定結婚問題などを紹介する.最後には連立不等式を用いて各種業務の最適化を図る線形計画法を学習する.

到 達 目 標

1.ORの考え方を説明できる.
2.ORの基本的な技法を,経営と関連した専門的知識から説明できる.
3.企業・組織の経営の現状や課題に対して,ORを用いた解決法を提案できる.

授 業 計 画

1回目ガイダンスおよび数学の予備知識
2回目待ち⾏列理論(1) … 電話予約での着信拒否を⼀定割合以下に抑える⽅策
3回目待ち⾏列理論(2) … ATMやスーパーでの⾏列の⻑さ
4回目階層分析法 … 多数の候補から絞り込む
5回目ゲーム理論(1) … アイス屋さんの熱い戦い
6回目ゲーム理論(2) … 2件のお弁当屋さんの駆け引き
7回目投票⼒指数 … 票数の及ぼすパワー
8回目安定結婚問題 … 男⼥のペアを組む
9回目数理計画とは … 数理計画いろいろ
10回目線形計画(1) … 線形計画問題を解く⽅法およびバランス投資の問題
11回目線形計画(2) …輸送問題など
12回目線形計画(3) … 線形計画問題の問題演習
13回目授業のまとめ

評 価 方 法

詳細情報:【到達目標1,2,3】が達成できているかを統計学的観点および数学的観点から小テストにより判断する.
評価基準:小テストについては,授業時間内に解答方法を説明する.

詳細情報:授業中の発言,質問内容および例題に対する取組状況から,【到達目標1,2,3】が達成できているかを確認する.
評価基準:授業内で別途指示する.

詳細情報:【到達目標1,2,3】が達成できているかを統計学的観点および数学的観点から総合的に判断する.成果物については,授業時間内に成果物の作成方法を解説する.
評価基準:作成例を別途掲示する.

授業の方法

対面

教 科 書

『⼊門オペレーションズ・リサーチ』 (松井泰⼦,根本俊男,宇野穀明著,東海⼤学出版
部,2008年,ISBN:978-4-486-01744-8)

参 考 書

授業中に適時指示する.

備   考

・追手門学院大学授業受講上のルールを厳守すること。
・質問等は、LMS等を通じて受け付ける。

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