特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

E25010

科目名

国際法Ⅱ(国際紛争法)

科目開設大学名

大阪学院大学

英文科目名

International DisputesⅡ

配当学年

3

単位数

2

募集定員(最少催行人数)

5名(5名)

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務事務室教務課
TEL:06-6381-8434

担当教員

繁田 泰宏

履修条件等

時間割

金曜日 13:30〜15:15 

開講期間

前期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

キーワード

国際紛争への対処に関する国際法システムを学ぶ。

講 義 概 要

戦争が違法化され、国際連合による集団安全保障体制が創設されたにもかかわらず、湾岸戦争、旧ユーゴ紛争、アフガン戦争、イラク戦争等に見られるように、現実の国際社会においては武力紛争が絶えない。従って、本講義においては、紛争の平和的処理制度の発展過程と戦争の違法化のプロセスとを概観し、国際連盟及び国際連合による集団安全保障体制を検討した後に、国際連合による集団安全保障体制のどこに欠陥がありどのような解決策が実際に試みられているかを検証して行くことにする。さらに、戦争を規律する法(国際人道法および中立法)と責任法をも併せて論じることとしたい。

到 達 目 標

本講義の到達目標は、以下の通りである。①国際社会の現状を正しく認識し、望ましい解決策への手がかりを各人一人一人が得られるようにすること。②国際紛争を平和的に解決する方法を模索する能力を涵養すること。

授 業 計 画

本講義は、実質的には国際法第二部に相当する。
第1回国際法の基礎
第2回紛争の平和的処理制度の発展過程
第3回戦争の違法化のプロセス
第4回集団安全保障の理念
第5回国際連盟による集団安全保障体制
第6回国際連合による集団安全保障体制
第7回冷戦期の紛争と国際連合:朝鮮戦争の場合
第8回冷戦後の紛争と国際連合:湾岸戦争の場合
第9回安保理手続を迂回して武力行使を行う最近の傾向
第10回平和維持活動(PKO)の起源、発展過程、現状と課題
第11回武力紛争法
第12回中立法
第13回試験問題解答の手引き:解答の添削と質問の時間
第14回定期試験(筆記試験)

評 価 方 法

定期試験: 60% 論述試験2題(各50点)
レポート: 10% 自分で考えた模範解答を提出させ、授業時間中に添削指導を行う。
日常点: 30% 発言・授業態度
その他: 0%

授業の方法

対面

対面授業

オフィスアワー

4月に学生ホームページに掲載する。

教 科 書

山形英郎(編)『国際法入門――逆から学ぶ――(第3版)』(法律文化社)ISBN978-4589042330、浅田正彦(編)『ベーシック条約集(2025年版)』(東信堂、2025年3月刊行予定、ISBNは未定)

参 考 書

杉原高嶺『国際法学講義(第2版)』(有斐閣)ISBN978-4641046641、薬師寺公夫他(編)『判例国際法(第3版)』(東信堂)ISBN978-4798915586、繁田泰宏・佐古田彰(編)『ケースブック国際環境法』(東信堂)ISBN978-4798900124、繁田泰宏・佐古田彰(編)『テキストブック国際環境法』(東信堂、2025年3月刊行予定、ISBNは未定)、繁田泰宏『フクシマとチェルノブイリにおける国家責任』(東信堂)ISBN978-4798901688

備   考

【授業外学習の指示】
教科書に指定した浅田正彦(編)『ベーシック条約集』は、講義の際、常に持参し参照すること。また教科書として指定した山形英郎(編)『国際法入門――逆から学ぶ――』の該当箇所を講義の前に予め読んでおき(2時間程度)、疑問点を講義の際に質問するよう心がけると共に、講義の後にもう一度読み返して(2時間程度)講義の内容を発展的に理解するよう努めること。

【履修上の注意】
毎回、条約集と配布プリントを持参し、出席・発言に努めること。

【担当者からの一言】
※授業内容は追加・変更になることがありますので、適宜シラバスを確認してください。

募集終了