特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

E25015

科目名

国際法ⅠB(国際関係基本法)

科目開設大学名

大阪学院大学

英文科目名

International Relations Fundamental LawⅠB

配当学年

2

単位数

2

募集定員(最少催行人数)

5名(5名)

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務事務室教務課
TEL:06-6381-8434

担当教員

繁田 泰宏

履修条件等

週2コマ

時間割

変則 水曜2講時、金曜3講時

開講期間

後期 第4ターム

教室

キャンパス

講 義 内 容

キーワード

国際社会における法の生成と発展。

講 義 概 要

「社会あるところに法あり」という格言もあるように、国際社会にも国際法という法規範が存在する。国際法は、主として国家と国家の関係を規律するものであるため、一般の人にはあまりなじみのない存在であるかもしれない。しかしながら、例えば、核兵器使用の違法性に関する1996年の国際司法裁判所の勧告的意見が世界的な反響を呼んだことからも分かるように、実際には、国際法は、我々の生活に重大な影響を与えるものなのである。このような国際法の基本的枠組を理解してもらうために、本講義においては、国際法の体系的説明とともに、実際に国際社会で生じた事例をも適宜とり上げ、その国際法的視点からの解説も加えて行きたい。

到 達 目 標

本講義の到達目標は、以下の通りである。①国際法の基本的枠組を理解できるようになること。②国家の領域制度についての理解が深まること。③尖閣諸島問題や竹島問題等の実際の国際的事件を国際法的に考える力が涵養されること。

授 業 計 画

本講義は、国際法第一部に相当する。
第1回個人(1):外国人と人権の保護
第2回個人(2):犯罪人引渡しと難民
第3回外交・領事関係(1):外交関係
第4回外交・領事関係(2):領事関係
第5回条約(1):条約の意義、種類、成立要件
第6回条約(2):条約の留保、終了
第7回環境(1):国際環境法の特徴と歴史
第8回環境(2):国際環境法の基本原則
第9回環境(3):国際環境法の実施
第10回環境(4):国際環境法の諸分野
第11回責任(1):国家責任の成立と解除
第12回責任(2):違法性阻却事由
第13回試験問題解答の手引き:解答の添削と質問の時間
第14回 定期試験(筆記試験)

評 価 方 法

定期試験: 60% 論述試験2題(各50点)
レポート: 10% 自分で考えた模範解答を提出させ、授業時間中に添削指導を行う。
日常点: 30% 発言・授業態度
その他: 0%

授業の方法

対面

対面授業

オフィスアワー

4月に学生ホームページに掲載する。

教 科 書

山形英郎(編)『国際法入門――逆から学ぶ――(第3版)』(法律文化社)ISBN978-4589042330、浅田正彦(編)『ベーシック条約集(2025年版)』(東信堂、2025年3月刊行予定、ISBNは未定)

参 考 書

杉原高嶺『国際法学講義(第2版)』(有斐閣)ISBN978-4641046641、薬師寺公夫他(編)『判例国際法(第3版)』(東信堂)ISBN978-4798915586、繁田泰宏・佐古田彰(編)『ケースブック国際環境法』(東信堂)ISBN978-4798900124、繁田泰宏・佐古田彰(編)『テキストブック国際環境法』(東信堂、2025年3月刊行予定、ISBNは未定)、繁田泰宏『フクシマとチェルノブイリにおける国家責任』(東信堂)ISBN978-4798901688

備   考

【授業外学習の指示】
教科書に指定した浅田正彦(編)『ベーシック条約集』は、講義の際、常に持参し参照すること。また教科書として指定した山形英郎(編)『国際法入門――逆から学ぶ――』の該当箇所を講義の前に予め読んでおき(2時間程度)、疑問点を講義の際に質問するよう心がけると共に、講義の後にもう一度読み返して(2時間程度)講義の内容を発展的に理解するよう努めること。

【履修上の注意】
毎回、条約集と配布プリントを持参し、出席・発言に努めること。

【担当者からの一言】
※授業実施方法・内容は追加・変更になることがありますので、適宜シラバスを確認してください。

募集終了