講 義 概 要 現代社会では、数十年前には想像もできないほどにネットワークが頻繁に利用され、社会や個人のあらゆる場面に浸透するようになった。この傾向は当面続くと思われ、インターネットの恩恵無くしては、人の営みはあり得ないとまで思えるほどに成長してきている。一方、多くのインターネット利用者は、その利便性に対する対価を消費している自覚が薄く、ネット上のビジネスの成り立ちすら意識していない様相が各所で見られる。今後、インターネットによって支えられた社会で快適に暮らし、自身の安全を守りながらそこから有形無形の利益を得ていくために、インターネットビジネスのしくみを知り、また今後の技術の発展に備え、新たなビジネスモデルを創案していくだけの前提となる技術知識を、我々は学ぶ必要があるだろう。 到 達 目 標 1.社会におけるインターネットの実装について理解する。 2.任意のインターネットビジネスのしくみとその規模について調査し理解することができる。 3.新たなアイディアに基づいたインターネットビジネスモデルを創案することができる。 授 業 計 画 【第1回】 | テーマ:オリエンテーション | 内容・方法:授業概要及び単位取得方法の説明を行う。 | 【第2回】 | テーマ:インターネットのハードウェアとソフトウェア | 内容・方法:インターネットを構成するハードウェアとソフトウェアを理解する。 | 【第3回】 | テーマ:インターネットの成立過程と今後 | 内容・方法:インターネットの現状と未来を知る。 | 【第4回】 | テーマ:現行のインターネット利用 | 内容・方法:ビジネスを含むインターネット利用の種類とそれぞれの特徴を学ぶ。 | 【第5回】 | テーマ:インターネットビジネスとは | 内容・方法:インターネットビジネスに必要なものを理解する。 | 【第6回】 | テーマ:さまざまなインターネットビジネスモデルの類型 | 内容・方法:インターネットビジネスの種類とそれぞれの特徴を学ぶ。 | 【第7回】 | テーマ:コンテンツビジネスとメディアビジネス | 内容・方法:ネットビジネスの基本であるメディアとコンテンツによるビジネスを知る。 | 【第8回】 | テーマ:SNSビジネス | 内容・方法:コミュニケーションメディアとしてのインターネットのビジネスとしての側面を理解する。 | 【第9回】 | テーマ:クラウドビジネス | 内容・方法:クラウドと言う考え方と、ビジネスモデルについて学ぶ。 | 【第10回】 | テーマ:情報と通貨 | 内容・方法:情報通信が代替する現実の動きについて知る。 | 【第11回】 | テーマ:既存のビジネスとIoT | 内容・方法:インターネットの限界と、それを払しょくする技術について知る。 | 【第12回】 | テーマ:メタバース | 内容・方法:新しいコミュニケーションとして期待されている技術について考えてみる。 | 【第13回】 | テーマ:新しいテクノロジーによる新しいビジネス | 内容・方法:今後登場すると予想される技術のビジネス利用について想像を深めてみる。 | 【第14回】 | テーマ:インターネットビジネスのリスクとそのマネジメント | 内容・方法:インターネットビジネスを妨げる多くの要因について理解する。 | 【第15回】 | テーマ:定期試験に代わるレポート | 内容・方法:提示された課題に対して、レポートを作成する。 |
評 価 方 法 ●全ての授業に出席し、所定の学修をすることが単位修得の前提条件となる。 ●必要最低限の授業学修が確保できていないとみなした場合は、「K」評価とする。 ---------- 受講態度や提出されたレポート課題をもとに総合的に評価する。
授業内での評価:70%(毎回の提出課題) 定期試験に代わるレポート等:30%(定期試験に代わるレポートの内容等) 授業の方法 対面 教 科 書 テキストではなく、インターネット上の記事や統計資料を毎回提示して授業を進める。 参 考 書 必要時に、授業の内で適宜紹介する。 備 考 課題として提出したレポート等に対して、講義中にコメントを行う。 自身のPCを持参して、必要な資料をその場で見られるよう準備しておくこと。授業中の課題をGoogle Formなどを利用して出すこともある。 |