講　義　概　要

体育・スポーツの専門家をめざす受講生の多くは「体育・スポーツは善いもの」と考えるでしょう。また「スポーツ教育学」という科目があることから、スポーツによる（を通した）教育は可能という前提があります。しかし、そもそも「スポーツ教育は可能か」という問いからはじめる必要があります。昨今の一流スポーツ選手の問題行動、スポーツによるいじめ、スポーツによる（スポーツに現れる）格差拡大などを見れば、このことが理解できます。従来のやり方、過去の経験をもとに私たちは常識を有し、これまで実践してきたわけだが、これからの変化の激しく予測困難な状況においては、従来のやり方を踏襲するだけでなく、常識を疑い、常により良いものをめざして取り組む必要がある。今後「正解」がある問題についてはすべてAIが回答を出す時代になるかもしれない。今、私たちがすべきことは、「スポーツ」「体育」についても常識を疑い、批判的に思考することであろう。

到　達　目　標

・解決すべきスポーツの課題を設定できる。
・設定したスポーツの課題を批判的に考察できる。

授　業　計　画

評　価　方　法

毎回の授業時の課題：5点満点×14回＝70点
期末試験：30点満点

授業の方法

オンライン（オンデマンド）

教　科　書

なし

参　考　書

なし