講　義　概　要

【授業概要】
　看護職は保健医療福祉サービスに携わる多くの職種と連携し、対象となる人々の健康を回復・維持・増進する職業である。看護職が人々の健康を守り、その職務を全うするためには、基盤となる保健師助産師看護師法をはじめ諸法令の理解が必要である。
【授業目的】
　医療・保健に関連する諸制度や法令を修得し、看護職としての法的責任や義務について医療や看護事故の事例などをもとに理解し、看護職としての在り方を考えることを目指す。

到　達　目　標

・保健師助産師看護師法に定められている内容を説明することができる。
・母子保健に関する法令について、人々の健康の維持・増進にかかわる制度と法令の関係を説明することができる。
・臓器移植法を中心に人の死の概念について医療及び法律の両面から考えることができる。
・医療従事者に問われる3種類の法律上の責任について理解することができる。
・医療事故の事例をもとに看護職の責任と義務、および、看護職としての在り方について自分の考えを示すことができる。

授　業　計　画

評　価　方　法

本科目では原則として2／3以上の出席を成績評価の対象とする。定期試験（85％）および課題レポート（15％）によって評価する。

授業の方法

対面

講義形式を中心とする。各授業回の開始時に資料を配布するが、教科書も併用する。最終回には学習した知識を活用して、事例をもとにグループディスカッションを行う。

教　科　書

「【電子】ナーシング・グラフィカ　健康支援と社会保障④　 看護をめぐる法と制度　第6版」（平林勝政、小林知世、和泉澤千恵）（メディカ出版）ISBN：9784840484688