特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

F25003

科目名

グローバルヒストリー

科目開設大学名

追手門学院大学

英文科目名

GLOBAL HISTORY

配当学年

3,4

単位数

2.0

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務課
TEL:072-641-9614

担当教員

承志

履修条件等

時間割

水曜日 16:00〜17:45 

開講期間

春学期 

教室

キャンパス

総持寺キャンパス

講 義 内 容

キーワード

グローバル・ヒストリー、環境問題、社会システム、疫病、交易、政治権力、宗教、科学、民族、歴史記述

講 義 概 要

[授業の目的]
この授業では、様々な地域や生活圏の相互関連を通して、世界の歴史と現状をとらえる力を養うことを目的とする。
[授業の概要]
この授業では、今の世界情勢や社会構造、時代の傾向を取り上げ、世界史がどのように変化してきたかを理解することを目指す。地球規模の環境問題、政治権力、貿易システム、法律、宗教、民族、戦争がどのように今日の世界を形成してきたかを理解する。同時に、世界の歴史における伝記や文書資料などの一次資料を調べることで、ローカルで特殊なケースを考察する。こうして様々な大きな問題に取り組みながら、それがその時代にどのように経験され、考えられていたかを考察する。また、受講生たちがみずから課題を発見し、これを適切な方法で調査・分析・検討することを重視する。
全13回の授業を通して、『グローバル・ヒストリーとは何か』(パミラ・カイル・クロスリー著、佐藤彰一訳、岩波書店、2012年)を輪読し、その要旨をLMSのメッセージを使って提出する。

到 達 目 標

(1)輪読のテキストに基づいたディスカッションを行うことができる。
(2)研究論文などを読んで自分の考えを適切にレポートにまとめることができる。
(3)研究論文と関連がある専門書を読んで、500字以上の文章にまとめることができる。

授 業 計 画

1回目イントロダクション――グローバルヒストリーとは何か
2回目『グローバル・ヒストリーとは何か』序論(1-8頁)
3回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第一章(17-27頁)
4回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第一章(27-37頁)
5回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第一章(37-43頁)
6回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第二章(43-53頁)
7回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第二章(53-63頁)
8回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第二章(63-69頁)
9回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第二章(71-81頁)
10回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第三章(81-91頁)
11回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第三章(91-98頁)
12回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第四章(99-110頁)
13回目『グローバル・ヒストリーとは何か』第四章(110-122頁)総括と評価

評 価 方 法

詳細情報:各単元の理解度を確認するための授業内レポート(作文)を作成する。
評価基準:授業内でチェックポイントを明示し、解説を行う。

詳細情報:授業内で行うグループによるディスカッションを内容面から相互評価する。
評価基準:チェックリストを別途提示する。

詳細情報:各単元の理解度を確認するための授業外レポート(作文)を作成する。
評価基準:授業内でチェックポイントを明示し、解説を行う。
※レポート(成果物)は、500字以上、「注釈」「参考文献一覧」がついていることが必須となる。(初回の授業で詳しく説明する)

授業の方法

対面

教 科 書

使用しない。輪読用テキストのPDFを配布する。適宜、レジュメや関連資料、必読論文のPDFをLMSに掲載する。

参 考 書

岸本美緒『東アジアの近世』世界史リブレット,山川出版社,1998年.
羽田正『新しい世界史へ―地球市民のための構想』岩波新書,2011年.
羽田正編『グローバルヒストリーの可能性』山川出版社,2017年.
羽田正『グローバル化と世界史』、東京大学出版会、2018年.
水島司編『グローバル・ヒストリーの挑戦』山川出版社,2008年.
水島司『グローバル・ヒストリー入門』世界史リブレット,山川出版社,2010年.
セバスティアン・コンラート著、小田原琳訳、『グローバル・ヒストリー 批判的歴史叙述のために』、岩波書店、2021年.
イマニュエル・ウォーラーステイン著(川北稔訳)『近代世界システム論』全四巻,名古屋大学出版会、2013年.

備   考

・追手門学院大学授業受講上のルールを厳守すること。
・質問等は、LMS等を通じて受け付ける。

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