講　義　概　要

本学は大阪市内にある大学で、地元で就職する学生も多い。大阪は古くからのさまざまなモノづくりの伝統を持ち、知的財産を有するユニークな企業もたくさん見られる。また、大阪は中小企業の町でもあり、本学も多くの経営者を輩出している。
この授業では、大阪に多いモノづくりの中小企業がどのように仕事をこなしているのか、中小企業が集積していることがどのような強みを生み出すのか、を理解する。戦後大阪の経済発展を特徴付けてきた主要産業および地場産業の展開と変遷を振り返るとともに、現在、大阪のモノづくり企業が抱えている問題について考える。通常の講義に加え、企業から招いた講師による特別講義、映像での工場見学を交えながら、大阪の製造業の現状とこれまでの発展プロセスを把握し、地元大阪についての理解を深める。

到　達　目　標

①　大阪に立地する産業や企業の特徴について説明できる。[ミニマム・リクワイアメント]
②　大阪の工場におけるものづくりの技術を説明できる。
③　大阪の中小企業集積の意義について説明できる。
④　大阪の企業が抱える課題と打開の方向性について説明できる。

授　業　計　画

評　価　方　法

小課題30%、バーチャル工場見学課題30%、特別講義レポート40%

授業の方法

対面

オフィスアワー

毎週月曜日５時限（場所：１号館１０階廣田教授室）

教　科　書

プリント

参　考　書

大阪府の百年　小山仁示、芝村篤樹　山川出版社
産業集積と中小企業　植田浩史　創風社
「縮小」時代の産業集積　植田浩史　創風社

備　　　考