特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

F25021

科目名

平和紛争学入門

科目開設大学名

大阪女学院大学

英文科目名

Introduction to Peace and Conflict Studies

配当学年

2

単位数

2

募集定員

若干名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務課
TEL:06-6761-9382

担当教員

奥本 京子

履修条件等

女性に限る

時間割

火曜日 13:20〜14:50 

開講期間

秋学期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

「平和」や、その対概念の「暴力」について学び、その理解をより深めるために「紛争」について認識する。また、それらが歴史の中でどのように関係してきたのかの知見を得る。現在のわれわれが、時空間のどの位置に存在しているのか、政治・歴史・報道・軍事等を、文化・構造の側面から把握する。平和的な将来の社会・世界のために、発展的で具体的な提案をしていくことが可能だろうか。論文や口頭発表などで発言の機会を通して、平和的で創造的な表現方法をも身につけたい。「平和紛争学」という学問分野についての入門編であり、基本的には教科書に沿って、平和(紛争)学の基礎的概念を理解する。また、平和(紛争)学の諸側面について、参考文献、授業における研究発表や意見交換・対話を通じて学ぶ。そうした中から、学生個人のテーマを見つけ、口頭発表し、論文作成する。

到 達 目 標

*「平和」「暴力」「紛争」などの平和学の基礎概念について説明できる。
*歴史の中で上記概念がどのように扱われてきたのか、また、現代の社会における関連する問題点を指摘できる。
*平和創造(平和ワーク)のために、具体的な行動の提案ができる。
*授業の中での対話を通して、また、口頭発表や論文作成を通して、平和的表現を身につけることができる。

授 業 計 画

1トピック導入、教科書について解説、「平和(紛争)学」についての解説
2平和紛争学の諸側面「暴力」、教科書
3平和紛争学の諸側面「平和」、教科書
4平和紛争学の諸側面「コンフリクトその1」、教科書
5平和紛争学の諸側面「コンフリクトその2」、教科書
6平和紛争学の諸側面「コンフリクト解決」、教科書
7平和紛争学の諸側面「コンフリクト転換」、教科書
8個人の論文についての議論 (1)、教科書
9個人の論文についての議論 (2)、教科書
10個人の論文についての議論 (3)、教科書
11個人の論文についての議論 (4)、教科書
12個人の論文についての議論 (5)、教科書
13復習、口頭発表
14復習、口頭発表
15総合的復習

評 価 方 法

〇学期末試験に代わるレポート・論文・あるいは成果物  40%  
論文(A4サイズ、3~5枚、日本語)
〇平素の学修成果  60%
授業出席態度、議論、発言、演習など 30%
口頭発表(10分程) 30%
学期末試験に代わるレポート(論文)は、試験期間中に提出する。

授業の方法

対面

対面授業
講義、議論、対話、演習、口頭発表、論文。授業に出席することは必須とし、欠席した場合は、自ら主体的に補習できるように努力する。
準備学習:毎週教科書を10~20頁ほど予習し、授業においては要旨の発表を通して、その内容を確認する作業を重視する。また、個人的に関心のあるテーマに関してリサーチし、口頭発表やその内容を論文にまとめる。

オフィスアワー

基本的に電子メールにて面談の申し込みを行い、面談を行う。

教 科 書

平和創造のための新たな平和教育 高部優子・奥本京子・笠井綾編著 法律文化社 ISBN 9784589041937

参 考 書

『ガルトゥング平和学入門』 ヨハン・ガルトゥング、藤田明史 法律文化社 2003年 
『平和学を学ぶ人のために』 君島東彦 世界思想社 2009年 
『非武装のPKO--NGO非暴力平和隊の理念と活動』 君島東彦 明石書店 2008年 
『国際関係入門-共生の観点から』 黒澤満 東信堂 2011年
『ガルトゥング紛争解決学入門:コンフリクト・ワークへの招待』 ヨハン・ガルトゥング 法律文化社 2014年

備   考

口頭発表、論文にコメントして学期末に返却する。

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