特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

Web出願登録締切

出願票提出締切

科目番号

F25061

科目名

博物館資料保存論

科目開設大学名

桃山学院大学

英文科目名

Issues in Conservation of Museum Objects

配当学年

2年次以上

単位数

募集定員

若干名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務課(単位互換係)
TEL:0725-92-7596

担当教員

井上 敏

履修条件等

時間割

木曜日 16:40〜18:10 

開講期間

春学期 

教室

未定

キャンパス

桃山学院大学(和泉キャンパス)

講 義 内 容

キーワード

文化財保護の歴史 資料梱包 IPM(総合的有害生物管理) 危機管理 エコミュージアム

講 義 概 要

本講義では博物館の資料を保存するとはどういうことか、ということを視野において、①博物館資料の保全、②博物館資料の保存環境、③環境保護と博物館の役割、と大きく3つに分けて講義する。講義内容については理化学的な知識と共に伝統的な保存方法についても触れる。

到 達 目 標

博物館における資料保存及びその保存・展示環境及び収蔵環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を通じて、資料の保存に関する基礎的能力を養う。

授 業 計 画

第1回:ガイダンス-博物館における資料保存の意義
第2回:博物館資料の保存(1)-状態調査・現状調査
第3回:博物館資料の保存(2)-資料の修復・修理
第4回:博物館資料の保存(3)-資料の梱包と輸送(1)
第5回:博物館資料の保存(4)-資料の梱包と輸送(2)
第6回:博物館資料の保存環境(1)-保存の諸条件とその影響
第7回:博物館資料の保存環境(2)-生物被害とIPM(総合的有害生物管理)
第8回:博物館資料の保存環境(3)-災害の防止と対策(火災、地震、水害、盗難等)
第9回:博物館資料の保存環境(4)-伝統的保存方法
第10回:博物館資料の保存環境(5)-収蔵、展示等の保存環境
第11回:環境保護と博物館の役割(1)-地域資源の保存と活用(エコミュージアム等)
第12回:環境保護と博物館の役割(2)-文化財の保存と活用(1)
第13回:環境保護と博物館の役割(3)-文化財の保存と活用(2)
第14回:環境保護と博物館の役割(4)-自然環境の保護
第15回:まとめ

評 価 方 法

レポート:70% その他:30%
成績評価は以下のようにします。①講義期間中に講義の理解度を図る小課題3回(各10点)を課し、メール等で提出してもらいます。その合計は30点となります。②最終レポートを第15回の講義終了後にメール等で提出とします(70点)。①と②を合わせて100点満点で評価します。ですので、課題の作成は4回行ってもらいます。

授業の方法

対面

対面授業
『講義』

オフィスアワー

M-Portクラスプロファイル内[授業Q&A]より質問してください。

教 科 書

石﨑武志:『博物館資料保存論第2版学芸員の現場で役立つ基礎と実践』(講談社)

参 考 書

講義中に指示する。

備   考

この講義では理科学的な知識も必要とするので、できるだけ優しく理化学的な知識について解説する予定であるが、予習復習は自身でしっかり行うこと。