キーワード 地球環境問題の基礎を学ぶとともに、考える力を身につける
講 義 概 要 【科目概要】 人類にとって経済発展と環境・資源・エネルギー問題はきわめて重要な問題です。しかし、近年、自然生態系の破壊、地球温暖化、食料問題など、わたしたちの生存をおびやかす様々な地球環境問題が注目されるようになりました。このような時代のなかで生きるためには、環境問題についてどのように向き合っていくかが重要になってきます。この講義では、こうした地球環境問題について、その基礎を学習するとともに、受講生自身がどのように向き合っていくべきかを考えてもらいます。 【授業の進め方】 この講義では、地球環境問題、地球温暖化問題、自然・再生可能エネルギー、生物多様性などをキーワードとし、環境問題を考える上で重要な基礎となる学びを提供していきます。 各回の講義は教材(レジュメ等)を提示し、要点の説明や質疑応答、必要に応じてDVD教材を活用しつつ行います。 各回の講義前には予習課題(第1回除く14回分)、講義後にはミニレポート課題(第15回除く14回分)を提示します(計28回)。 到 達 目 標 ①地球環境問題の基礎的知識を身につける。 ②自然とのかかわりについて理解する。 ③地球環境問題に対してどう向き合うかを考える力を身につける。 授 業 計 画 【前 期】 | 1 環境論Ⅰにおける学びとは | 2 地球環境問題とは何かを考える | 3 公害と地球環境問題について考える | 4 食料と地球環境問題について考える | 5 森林と地球環境問題について考える | 6 廃棄物と地球環境問題について考える | 7 地球温暖化問題とは何かを考える | 8 地球温暖化対策の経緯と現状を考える①―地球温暖化対策の経緯― | 9 地球温暖化対策の経緯と現状を考える②―パリ協定とその後― | 10 脱炭素社会に向けた取り組み①―地球温暖化対策の事例から考える― | 11 自然・再生可能エネルギーの可能性を考える | 12 自然・再生可能エネルギーの課題について考える | 13 脱炭素社会に向けた取り組み②―エネルギー問題への対策事例から考える― | 14 生物多様性の保全に向けた取り組みについて考える | 15 講義の総括 | | ※受講生の意欲や嗜好、進捗状況に合わせて内容を変更することがあります。 |
評 価 方 法 【成績評価方法】 ①講義内容の理解度を把握するべく行う課題への取り組みなどを総合的に評価:70% ②前期定期試験(内容や形式については講義中に説明):30% 評価外(E)となる場合:試験未受験
【定期試験】 前期定期試験:あり
【成績評価基準】 ①地球環境問題の基礎的知識が身についたか。 ②自然とのかかわりについて理解しているか。 ③地球環境問題に対してどう向き合うかを考える力が身についたか。 授業の方法 対面 対面授業(状況に応じてオンラインの可能性あり) 参 考 書 「令和6年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」 環境省 2024 「地球に残された時間」 (レスター・R・ブラウン)ダイヤモンド社 2012 「地球環境問題がよくわかる本(改訂版)」(浦野紘平・浦野真弥[共著]) オーム社 2023 備 考 【準備学習(予習・復習)等】 ・講義では、事前に授業支援システム「manaba course」を利用し、教材と予習課題を提示します(第1回除く14回分)。参考文献なども活用し、取り組むようにしてください。 ・各回の講義については、ミニレポート課題を提示します(第15回除く14回分)。必ず取り組むようにしてください。 ・日頃から地球環境問題、自然・再生可能エネルギー、生物多様性などに関心を持ち、関連する新聞記事やテレビ番組、雑誌などに目を通すようにしてください。普段何気なく見ているものが学びのヒントになることがあります。
【受講における注意点】 ・履修希望者は、第1回の講義資料を必ず熟読してください。 ・講義中の私語・居眠りおよび途中入退室は出席と認めない場合もあるので注意してください。 ・各回の予習課題やミニレポート課題、定期試験などの解答において、文献やインターネットの情報を丸写ししている(軽微な修正を行ったものや生成AIによるものも含む)、引用箇所を明示しない、出典を明示しない、複数人で解答を共有して提出している等、不適切な解答をしていると教員が判断した場合は、大幅な減点をすることがあります。 ・各回の予習課題やミニレポート課題は、ただ提出をすれば満点がとれるというものではありませんので注意してください。 |