キーワード 環境・食・農をめぐる状況から持続可能な社会を考える。
講 義 概 要 【科目の概要】 これまで人類の活動は、気候変動や生物多様性の危機など深刻な地球環境問題を引き起こしてきました。そうした状況を受け、世界は持続可能性(サステナビリティ)を軸とした再編を模索しつつあります。この講義では、持続可能な社会形成に向かうに至った背景をとりあげ、環境・食・農をキーワードにその動向について詳しく掘り下げていきます。そして、それらを理解したうえで、持続可能な社会を築いていくために必要な取り組みなどについて考えていきます。
【授業の進め方】 この講義では、近年注目されている「持続可能な開発目標(SDGs)」について紹介しつつ、環境・食・農をキーワードに講義を進めていきます。 各回の講義は、教材(レジュメ等)を提示し、要点の説明や質疑応答、必要に応じてDVD教材を活用しつつ行います。 各回の講義前には予習課題(第1回除く14回分)、講義後にはミニレポート課題(第15回除く14回分)を提示します(計28回)。
到 達 目 標 ①持続可能な社会を模索するに至った背景を理解する。 ②環境・食・農に関する現在の動向について理解する。 ③持続可能な社会を築いていくための取り組みについて考える力を身につける。 授 業 計 画 【後 期】 | 1 環境論Ⅱにおける学びとは | 2 持続可能な開発目標(SDGs)の登場と世界の動向 | 3 持続可能な開発目標(SDGs)の諸動向と課題 | 4 技術革新がもたらす環境・食・農への影響 | 5 グローバル化の進展と環境・食・農への影響 | 6 国土利用(土地資源)と法制度①―国土利用と土地利用規制― | 7 国土利用(土地資源)と法制度②―都市計画制度と農業振興制度― | 8 農のあるまちづくりを考える①―都市農業とは― | 9 農のあるまちづくりを考える②―都市農業の実践事例― | 10 農のあるまちづくりを考える③―農業体験農園が果たす役割― | 11 環境と有機農業の関係性 | 12 日本の農業・農村・環境政策①―農業・農村の多面的機能から― | 13 日本の農業・農村・環境政策②―みどりの食料システム戦略― | 14 動物と食料・農業の関係を考える―アニマルウェルフェア― | 15 講義の総括 | | ※受講生の意欲や嗜好、進捗状況に合わせて内容を変更することがあります。 |
評 価 方 法 【成績評価方法】 ①講義内容の理解度を把握するべく行う課題への取り組みなどを総合的に評価:70% ②学年末定期試験(内容や形式については講義中に説明):30% 評価外(E)となる場合:試験未受験
【定期試験】 学年末定期試験:あり
【評価基準】 ①持続可能な社会を模索するに至った背景について理解しているか。 ②環境・食・農に関する現在の動向について理解しているか。 ③持続可能な社会を築いていくための取り組みについて考える力が身についたか。
授業の方法 対面 対面授業(状況に応じてオンラインの可能性あり) 参 考 書 「食・農・環境とSDGs 」(古沢広祐)農山漁村文化協会 2020 備 考 【準備学習(予習・復習)等】 ・講義では、事前に授業支援システム「manaba course」を利用し、教材と予習課題を提示します(第1回除く14回分)。参考文献なども活用し、取り組むようにしてください。 ・各回の講義については、ミニレポート課題を提示します(第15回除く14回分)。必ず取り組むようにしてください。 ・日頃から持続可能な開発目標(SDGs)、環境、食料、農業などに関心を持ち、関連する新聞記事やテレビ番組、雑誌などに目を通すようにしてください。普段何気なく見ているものが学びのヒントになることがあります。
【受講における注意点】 ・履修希望者は、第1回の講義資料を必ず熟読してください。 ・講義中の私語・居眠りおよび途中入退室は出席と認めない場合もあるので注意してください。 ・各回の予習課題やミニレポート課題、定期試験などの解答において、文献やインターネットの情報を丸写ししている(軽微な修正を行ったものや生成AIによるものも含む)、引用箇所を明示しない、出典を明示しない、複数人で解答を共有して提出している等、不適切な解答をしていると教員が判断した場合は、大幅な減点をすることがあります。 ・各回の予習課題やミニレポート課題は、ただ提出をすれば満点がとれるというものではありませんので注意してください。 |