講 義 概 要 概要:講義テーマに応じて外部講師と教員がオムニバス形式で講義を行い、福祉実践を行う上での視点や留意点などについて学修する。 目的:福祉実践におけるコミュニケーションの意義や技法を学び、支援方法の視点を習得する。 到 達 目 標 「知識・技能」 (1)様々な障害や疾病を持つ利用者等に対し、コミュニケーションを行うにあたって必要な知識・技術・基本的態度などを獲得し、自分の言葉で表現できる。 (2)福祉現場で必要なコミュニケーションの本質や基本的なメカニズムを理解でき、説明できる。 「思考力・判断力・表現力」 (1)様々な障害や環境におけるそれぞれの利用者・家族らに対して、より適切なコミュニケーション方法を選び、判断できる。 (2)実際の支援場面で利用者等に対し、より適切なコミュニケーションが行うことができる。 「主体性・多様性・協働性」 (1)専任教員、当事者、現場の指導者らによる講義によって、より主体的に福祉現場でのコミュニケーションについて理解することができる。 (2)小集団による作業において、メンバーの多様性を受け入れ、協働することができる。 授 業 計 画 1 | 授業の概要・留意点、社会福祉の現在とコミュニケーション(御前) | 2 | コミュニケーションとは何か?福祉コミュニケーションとは何か?(寳田) | 3 | 福祉コミュニケーションの基本姿勢・技法と要注意コミュニケーション(中島) | 4 | 子どもとのコミュニケーション(一村) | 5 | 精神障がい者とのコミュニケーション(御前) | 6 | 家族とのコミュニケーション(家高) | 7 | 専門職の連携と協働を促すコミュニケーション(外部講師・家高) | 8 | ボランティア・グループや地域住民とのコミュニケーション(家高) | 9 | 聴覚障がい者とのコミュニケーションⅠ(外部講師・御前) | 10 | 聴覚障がい者とのコミュニケーションⅡ(外部講師・都村) | 11 | 自殺予防のコミュニケーション(都村) | 12 | 重症心身障がい児・者とのコミュニケーション(外部講師・寳田) | 13 | 運動障がい者とのコミュニケーション(外部講師・中島) | 14 | 患者とその家族とのコミュニケーション(中島) | 15 | 認知症者とのコミュニケーション ・まとめ(都村) | | |
評 価 方 法 基準 ①〜③を達成すれば、合格とする。 ①授業内容に関心を示し、意欲的に参加する。 ②福祉現場等でコミュニケーションを行う上での前提となる基礎的知識を習得する。 ③授業内容をふまえた上で、量・質ともに十分なレポートを作成する。 方法 提出物、レポート試験で総合的に評価する。 授業の方法 対面 講義/演習、グループワーク 教 科 書 指定教科書なし 参 考 書 「社会福祉支援とコミュニケーション」山辺朗子・佐賀枝夏文・橋本武也 編 あいり出版 「最新介護福祉士養成講座5 コミュニケーション技術」 介護福祉士養成講座編集委員会 編 中央法規出版 備 考 留意点 授業の参加にふさわしくない態度(私語、居眠りなど)を修正しない学生には退出を求める。 準備学習 日常生活のコミュニケーション場面において授業で学んだ方法を取り組むこと(1時間程度) 備考 ・講義への質問などがある場合はその回の担当講師より、回答などを行うことで翌週以降にフィードバックを行う。 ・実務経験あり:専任教員、外部講師は、各分野において専門職として業務に従事した経験があり、その実務経験を活かして、福祉現場で求められるコミュニケーションについての授業を行う。 |