特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

G25023

科目名

都市計画論2

科目開設大学名

近畿大学

英文科目名

Urban Planning and Design 2

配当学年

2

単位数

2

募集定員

10名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

大学院・共通教育学生センター
TEL:06-4307-3036

担当教員

久 隆浩

履修条件等

時間割

水曜日 9:00〜10:30 

開講期間

後期 

教室

G館(教室は1階の学生センターで確認してください)

キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

現代の都市や地域の状況を把握し、そこで生じている課題解決に向けて今後どのような都市・地域のデザインが求められるかについて検討する。地域性や地域資源、産業などがいかに都市・地域の構造をつくり出しているのかを理解し、グロバール化や情報化が都市・地域にどのような変化を引き起こしているのか、観光や地域活性化の最先端ではどのような創意工夫が行われているのか、などを学習する

到 達 目 標

受講者は, この授業を履修することによって
(1)都市・地域の現状と課題を理解し
(2)これからの都市・地域のあり方を考えることができるるようになります

授 業 計 画

授授業内容は以下のとおりです。なお、学生のみなさんの理解度合いを見ながら進めていくので、シラバスの回数と若干のずれが生じたり、内容を前後させることもあります。
第1回 グローバル化と都市・地域(1) グローバル化
地域性の喪失などグローバル化が都市・地域に与える影響について考える
予習内容:新聞記事やホームページで取り上げているグローバル化の事例について調べる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、グローバル化による地域の変化について理解を深める(60分)
第2回 グローバル化と都市・地域(2) 没場所性・ローカル化
没場所性を克服するために、地域の資源や産業を活用し、地域の生活や文化に根ざしたローカル化が指向されていることを理解する
予習内容:新聞記事やホームページで取り上げているローカル化の事例について調べる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、ローカル化による地域の変化について理解を深める(60分)
第3回 グローバル化と都市・地域(3) 情報化
情報化の進展がどのように都市・地域に影響を与えているのかについて検討する
予習内容:新聞記事やホームページで取り上げている情報化の事例について調べる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、情報化による地域の変化について理解を深める(60分)
第4回 人口構造の過去・現在・未来(1) 人口構造の特性と変化
人口転換理論を学び、社会の変化と人口構造の変化の関係について理解する
予習内容:身近な地域の人口変化を調べてみる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、地域における人口の変化について理解を深める(60分)
第5回 人口構造の過去・現在・未来(2) 少子高齢化
少子高齢化の実態を学び、少子高齢化への対応策について考える
予習内容:新聞記事やホームページで取り上げている少子高齢化について調べる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、地域における人口の変化について理解を深める(60分)
第6回 人口構造の過去・現在・未来(3) 過密・過疎
人口の都市集中と地域の過疎について考える
予習内容:新聞記事やホームページで取り上げている過密過疎について調べる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、人口の地域バランスについて理解を深める(60分)
第7回 人口構造の過去・現在・未来(4) 人口減少時代の都市・地域づくり
これからの人口減少時代に対応した新たな都市・地域づくりのあり方について考える
予習内容:人口変化がもたらす社会の変化について予測してみる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、新たな都市・地域づくりについて理解を深める(60分)
第8回 土地利用と都市構造(1) 都市構造の理論
同心円・扇形・多核心理論など都市構造を理解するための理論について学習する
予習内容:中学・高校で学習した都市構造の理論について、改めて概観しておく(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、都市構造理論の意味について理解を深める(60分)
第9回 土地利用と都市構造(2) 都市構造の実際
景観、都市構造などから地域性を理解する方法について学習する
予習内容:身近な地域を事例に、どのような景観的特徴があるかを考える(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、景観や歴都市の空間構造の実例について理解を深める(60分)
第10回 土地利用と都市構造(3) 都市構造の変化
郊外化や都心回帰など時代による都市構造の変化について学習する
予習内容:身近な地域でどのような都市構造の変化が起こったか調べてみる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、都市構造の変化について理解を深める(60分)
第11回 環境資源と観光行動(1)観光の意味・観光の歴史
地域計画にとって観光の持っている意味・意義について考える。また、古代・中世・近世・近代における観光の姿について学ぶ
予習内容:身近な地域において、どのような観光資源があるか、どのような観光行動が見られるか、調べてみる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、観光の意義、観光行動の変化について理解を深める(60分)
第12回 環境資源と観光行動(2)マスツーリズムからニューツーリズムへ
従来のマスツーリズムからニューツーリズムへ、近年の観光がどのように変化しているか、学習する
予習内容:「ポスト近代社会論1」で学習した地方創生について復習する(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、これからの観光のあり方について理解を深める(60分)
第13回 行動と空間(1) 社会行動と空間
対人距離など環境心理学的考察を用い、行動の空間を理解する
予習内容:身近な地域で、社会行動を観察してみる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、社会構造と空間の関係について理解を深める(60分)
第14回 行動と空間(2) 動作と寸法
空間の知覚や行動が都市・地域をどのように形成しているかについて学習する
予習内容:身近な地域で、公共サインを観察してみる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、行動と空間の関係について理解を深める(60分)
第15回 行動と空間(3)都市のイメージ
都市・地域のイメージを分析し、計画に活かす方策について検討する
予習内容:身近な地域の空間についてイメージしてみる(30分)
復習内容:講義内容を振り返り、都市イメージについて理解を深める。また、定期試験にあたって、到達目標の達成状況を参照しつつ全体を復習する(120分)
定期試験
講義内容の理解度を筆記試験で確認する

評 価 方 法

定期試験の成績で評価する 100%

授業の方法

対面

教 科 書

講義時にプリントを配布

参 考 書

[ISBN]9784761525200 『都市・まちづくり学入門』 (日本都市計画学会関西支部新しい都市計画教程研究会, 学芸出版社 : 2011)
他の文献は、講義内容にあわせて講義中に紹介する

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