講　義　概　要

人口の少子高齢化、健康格差の拡大、震災などによる生活変化への対応など、日本国内の社会のあり方が大きく変わりつつあり、人々の生活の安心・安定を支える社会の仕組みも変わる必要に迫られている。将来、保健医療専門職として社会で活躍する上で必要不可欠な社会保障を中心に、根拠法を含む保健医療福祉行政とその制度の歴史的変遷と概要、仕組みについて、講義を通じて学び、理解を深める。また、日本の公衆衛生の向上と発展の視点から、今後あるべき保健医療福祉行政や、保健・医療・福祉の連携、専門職の役割について、講義を通じて考察する。

到　達　目　標

1．保健医療福祉行政の概要について理解できる。
2．保健医療福祉行政の歴史的変遷について理解できる。
3．社会福祉制度について理解できる。
4．社会保障制度について理解できる。
5．保健医療福祉行政とその制度・仕組み、制度ごとの関係や違いについて理解できる。
6．今後の保健医療福祉行政の方向性や、専門職の連携と役割について考察できる。

授　業　計　画

評　価　方　法

定期試験:55%、毎回のミニレポート等の提出物:45%

授業の方法

対面

授業計画に沿って講義中心にMoodle、Teamsを用いて行う。教科書は必ず持参すること。授業の内容によっては資料も配布する。また視聴覚教材の活用、時事ニュースなどの引用、事例をを交えた形で授業を進める。講義終了後は、講義資料やノートの整理を習慣づけること。復習時に理解の困難な用語や事柄については、調べるなどした上で、次の授業時間を活用して質問するなど、主体的に学習にとりくむ。

教　科　書

「【電子】ナーシング・グラフィカ健康支援と社会保障(3)：社会福祉と社会保障　第4版」（増田 雅暢 編集）（メディカ出版）ISBN：978-4-8404-8467-1

参　考　書

「国民衛生の動向2024/2025（第71巻第9号）」（一般財団法人 厚生労働統計協会）
「国民の福祉と介護の動向2024/2025　第71巻第10号」（一般財団法人 厚生労働統計協会）