キーワード 環境問題、持続可能性、SDGs 講 義 概 要 SDGs、持続可能な開発目標は、よりよい世界を作るために2030年までに達成すべき17の目標を掲 げたものである。すべての目標は相互に関連しているが、その中でも環境問題の解決は多くの目 標をつらぬく最重要課題の一つである。この講義では、地球環境の諸問題をいかに解決していく のか、その現状と展望、限界について解説する。姉妹科目である「環境問題概論」のいわば「解 決編」として位置づけられる。できればこの授業の前に「環境問題概論」を受講することをお勧 めします。 なお、この講義は完全オンデマンド型で行う。毎週公開される講義動画を視聴した上で、そ の都度出題される小テストや小課題等を翌週の期限までに回答し、また不定期に課される課題も 期限内に提出することが求められる。質問や感想、リクエスト等にはM-Port上で随時回答する他 、授業動画内でも取り上げていくことでできるだけ双方向性を確保していきます。 到 達 目 標 主要な環境問題(気候変動、エネルギー問題、ゴミ問題、人工化学物質汚染、食糧問題)につい てその問題の本質を理解した上で、問題解決に向けて今なされていること、なされるべきことを 説明できるようになる。 授 業 計 画 第1回:イントロ:持続可能な開発目標SDGs | 第2回:気候変動と持続可能性1:現状と目標 | 第3回:気候変動と持続可能性2:脱炭素への道 | 第4回:気候変動と持続可能性3:続・脱炭素への道 | 第5回:気候変動と持続可能性4:再生可能エネルギーをめぐる状況 | 第6回:気候変動と持続可能性5:炭素に値段をつける | 第7回:ゴミ問題と持続可能な消費1:リサイクル法 | 第8回:ゴミ問題と持続可能な消費2:LCA | 第9回:ゴミ問題と持続可能な消費3:循環型社会へ | 第10回:化学物質汚染と持続可能性1:農薬と化学肥料 | 第11回:化学物質汚染と持続可能性2:リスク論 | 第12回:生物多様性の持続可能性 | 第13回:食料生産の持続可能性 | 第14回:変化する世界 | 第15回:まとめ:世界の持続可能性 |
評 価 方 法 試験評価:62% レポート:30% その他:8% 受講確認を兼ねた小テストや小課題を毎回M-Port機能を使って課す(提出期限は基本的に翌週の 授業まで)。さらに期末には全範囲について理解度確認テストを行うので、毎回配布される資料 の空欄をすべて埋めて整理しておくことを勧める。また気候変動とゴミ問題については簡単なレ ポート的作業課題を課す。 双方向性を確保するため、情報提供を歓迎する。内容に応じてボーナスポイントを付与する。 授業の方法 オンライン(オンデマンド) 『講義』『アクティブラーニング』『実務経験のある教員による授業①』(農水省の研究所で勤務経験のある教員が、その経験を活かして、温暖化や化学物質、水資源と、食糧問題を含む社会の持続可能性について講義する。) オフィスアワー M-Portクラスプロファイル内[授業Q&A]より質問してください。 教 科 書 使用しない 参 考 書 環境省編 『令和5年版 環境・循環型社会・生物多様性白書』(Web版)、 東京商工会議所『EC O検定公式テキスト(改訂9版)』日本能率協会マネジメントセンター 2023、ロスリング他『F ACTFULNESS (ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 』日経BP 2019年、 他、適宜紹介する。 備 考 動画視聴の退屈を軽減するため穴埋め資料(Wordファイル)を用意するので、授業前にダウンロ ードしておき空欄を埋めながら視聴してもらい、随時疑問に思うことなどノートをとり、授業後 に復習すること。期末のテストでは全範囲にわたる出題をするので、資料を完成させ整理してお くことが大切である。日常目にする環境関連のニュースなどをチェックし、常に情報をとりいれ るとともに授業内容との関連などについて考え、必要に応じて質問や情報提供してほしい。 |