キーワード カウンセリング心理学、来談者中心療法、精神分析的カウンセリング、論理情動療法、学校カウンセリング、産業カウンセリング、メンタルヘルス、生涯発達、キャリアカウンセリング、カウンセリングの倫理 講 義 概 要 [授業の目的] 現代社会におけるカウンセリングの意義を理解した上で、カウンセリングの基礎となるアプローチの理論と技法を学ぶとともに、学校カウンセリングや産業カウンセリングという実践の場でどのように展開されているのかを理解する。 [授業の概要] 本科目では、カウンセリングを人間形成と精神的健康の開発をめざす援助活動としてとらえ、カウンセリングの基礎理論とその基本的技法を、資料の講読、VTR資料や動画講義の視聴、個人ワーク等を通して学習する。カウンセリングの実践の基礎となるカウンセリング理論としては、来談者中心療法、精神分析的カウンセリング、論理情動療法、コーチング等を取り上げ、その理論や技法について解説する。 また、学校カウンセリングと産業カウンセリングの領域について主要なテーマを取り上げ、動画講義等を活用して理解を深める。 さらに、カウンセラーの資格や訓練に触れ、カウンセリングの専門性と倫理についても学ぶ。 到 達 目 標 1 カウンセリングとは何かーその定義と現代社会における意義について説明できる。 2 カウンセリングの主要な理論と技法について説明できる。 3 学校や職場において、カウンセリングの理論と技法がどのように活用されているのかについて説明できる。 4 カウンセラーという専門職の資格と訓練、およびその倫理について説明することができる。 5 DVD教材の視聴や実習を通しての学びや気づきを他者にわかるように表現すること、すなわち、自分自身の体験を意識化・言語化・文章化することができる。 授 業 計 画 1回目 | カウンセリング心理学を学ぶために/カウンセリングの歴史と定義 | 2回目 | カウンセリングの基礎理論1:来談者中心療法(1) | -基礎理論と基本的技法 | 3回目 | カウンセリングの基礎理論1:来談者中心療法(2) | -基本的な応答技法 | 4回目 | カウンセリングの基礎理論2:精神分析的カウンセリング(1) | ー精神分析の基礎理論 | 5回目 | カウンセリングの基礎理論2:精神分析的カウンセリング(2) | ー精神分析的カウンセリングのすすめ方 | 6回目 | カウンセリングの基礎理論3:論理情動療法(1) | ー論理情動療法の基礎理論 | 7回目 | カウンセリングの基礎理論3:論理情動療法(2) | ー論理情動療法の技法と実際 | 8回目 | カウンセリングの基礎理論4:コーチング | 9回目 | カウンセリングの実践と専門性(1) | ー教育カウンセリングと構成的グループ・エンカウンター | 10回目 | カウンセリングの実践と専門性(2) | ー職場のメンタルヘルスとカウンセリング | 11回目 | カウンセリングの実践と専門性(3) | ー生涯発達とキャリア・カウンセリング | 12回目 | カウンセリングの実践と専門性(4) | ーキャリア教育とキャリア・カウンセリング | 13回目 | カウンセリングの実践と専門性(5) | ーカウンセリングの資格・訓練および倫理 | |
評 価 方 法 詳細情報:毎回の授業では、資料の講読、視聴覚教材や動画講義の視聴、個人ワークを通しての学びや気づきを、他者にわかるように表現すること、すなわち自分自身の体験を意識化・言語化・文章化する能力を発達させることをめざして、リフレクションレポートを作成し、提出する。 評価基準:学びや気づきの深まりや広がりを自己評価するためのチェックリストを別途提示する。 授業の方法 対面 教 科 書 教科書は使用せず、授業の展開に沿って講読する資料を配布する。 また、事前学習のための資料については、必要に応じてLMSに掲示する。 参 考 書 各テーマに関連する参考書は、講読する資料の末尾に記載する。 備 考 ・追手門学院大学授業受講上のルールを厳守すること。 ・質問等は、LMS等を通じて受け付ける。
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