特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

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科目番号

H25014

科目名

農業経済学

科目開設大学名

追手門学院大学

英文科目名

AGRICULTURAL ECONOMICS

配当学年

2,3,4

単位数

2.0

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務課
TEL:072-641-9614

担当教員

藤田  武弘

履修条件等

時間割

火曜日 9:30〜11:15 

開講期間

春学期 

教室

キャンパス

総持寺キャンパス

講 義 内 容

キーワード

食料・農業・農村、フードシステム、6次産業化、食の外部化、農業の担い手、都市農村交流

講 義 概 要

[授業の目的]
食料供給のグローバル化の進展やフードシステムの高度化は、「食」においては安全・安心への不安、食と農の乖離、持続可能なフードシステムへの国際的・道義的責任を、「農」においては生産振興視点を欠いた農村施策への偏重、人・土地の空洞化に伴う集落機能の後退等を顕在化させている。本講義を通じて、これらの問題状況を食料・農業・農村の各領域から俯瞰的に把握するとともに、問題解決に向けた手掛かりを自ら模索できる力を身に着けることを目的とする。
[授業の概要]
現代の日本農業が直面する問題は、食料(世界の食料需給、食生活の変化、食品産業の原料調達)、農業(農政と土地、担い手確保と産地課題)、農村(集落機能の変容、関係人口)の3つの基本領域から捉えることでその構造的問題の全体像が理解できる。本講義では、以上の総合的理解を土台として、ポストコロナ社会を見据えた持続可能な社会システムの構築には、フードシステムの高度化により切り離された「食」と「農」の関係性を再構築することが益々重要となっていることを指摘したい。

到 達 目 標

1.現代日本における食料問題の様相を俯瞰的に理解できるようになる。
2.現代日本における農業問題の様相を俯瞰的に理解できるようになる。
3.現代日本における農村問題の様相を俯瞰的に理解できるようになる。
4.食料・農業・農村問題解決の糸口を自ら模索できるようになる。

授 業 計 画

1回目ガイダンス
2回目グローバリゼーションと世界の食料需給
3回目食生活・食料消費と日本の食料供給
4回目食料流通と表示・認証制度
5回目中間まとめ:現代日本の食料問題
6回目農業・農政をめぐる課題
7回目農地制度と土地利用
8回目農業の担い手と農業経営
9回目中間まとめ:現代日本の農業問題
10回目農村の変容と地域づくり
11回目都市農村交流と農業・農村振興
12回目移住・定住と農村コミュニティの再生
13回目まとめ:現代日本の農村問題

評 価 方 法

詳細情報:授業時間内の試験は、中間で実施する「まとめ」小テストにより実施する。
評価基準:「まとめ」小テストは、各単元の内容に関する理解度を問う。

詳細情報:授業時間内の成果物は、リアクションペーパーの内容で理解度を判断する。
評価基準:リアクションペーパーについては、授業内でまとめ方や完成度に関するコメントと併せて示すほか、次回講義時の冒頭で理解度に応じた内容の補足を行うほか、重要点に関する解説とコメントを示す。

授業の方法

対面

教 科 書

・藤田武弘・内藤重之・細野賢治・岸上光克『現代の食料・農業・農村を考える』ミネルヴァ書房、2018年、(ISBN:978-4-623-08284-1)、定価2800円+税

参 考 書

授業において適宜提示する。

備   考

・追手門学院大学授業受講上のルールを厳守すること。
・質問等は、LMS等を通じて受け付ける。