特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

H25022

科目名

観光まちづくり論

科目開設大学名

大阪観光大学

英文科目名

Tourism and Urban Development

配当学年

2

単位数

2

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教学課教務担当
TEL:072-453-8321

担当教員

竹田 茉耶

履修条件等

・授業に関する連絡にはGoogle Classroomを使用する。必ず初回の授業までにClassroomに参加しておくこと。 ・下記の3点について、注意を受けた後も改善が見られない場合は、その後の授業への出席及び課題提出を認めない場合がある。 ①授業とは無関係な私語、スマートフォン等の使用は厳禁。 ②授業中の退席は原則認めない。やむを得ない事情で退席する場合は、担当教員の許可を 得ること。

時間割

木曜日 9:20〜10:50 

開講期間

後期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

「観光まちづくり」は政策用語としては2000年に登場したものである。一方で、観光まちづくりの実践そのものはこれより前から日本の各地で展開されてきた。授業では、観光と地域の関係を軸として観光まちづくりが登場した背景(まちづくりと観光が観光まちづくりとして結びつくプロセス)を学び、各地の具体的な事例を参照しながら、観光まちづくりの理論と方法について考察する。
まずは、観光まちづくりの前提にある地域再生の理念と実践としてのまちづくりについて、その同時代性と日本的特質を理解する。次いで、地域開発政策を批判的に検討し、持続可能な地域経済の実現と観光との関係について考察しながら観光まちづくりの理念と実践が登場した背景と今日的意義について理解を深めていく。さらに、各地の観光まちづくりの事例からその手法や地域社会の再生にとっての意義や観光まちづくりの課題について検討していく。履修人数によるがグループワークを取り入れて授業を行う場合がある。

本科目はシンクタンクでの業務経験を有する教員が、その経験をもとにしながら授業を展開する。

到 達 目 標

a.知識・理解
・観光まちづくりが登場した背景について理解できる。
b.思考・判断
・観光まちづくりの特徴や課題について分析することができる。
・地域社会にとっての観光の意義やそのあり方について、自分なりの考えを述べることができる。
c.関心・意欲
・観光まちづくりについて自分なりの考えを例示し、観光まちづくりを実践する人々への共感の態度を養うことができる。

授 業 計 画

第1回 オリエンテーション
第2回 まちづくりとはなにか
第3回 まちづくりの同時代性と日本的特質
第4回 地域開発政策の批判的検討①プロジェクト型開発
第5回 地域開発政策の批判的検討②企業誘致
第6回 地域の持続的発展
第7回 地域内再投資力と地域内経済循環
第8回 前半のふりかえりとまとめ
第9回 中間テストと解説
第10回 観光まちづくりの事例①歴史・文化資源と観光まちづくり
第11回 観光まちづくりの事例②都市の空洞化と観光まちづくり
第12回 観光まちづくりの事例③小規模自治体と観光まちづくり
第13回 観光まちづくりの事例④スポーツと観光まちづくり
第14回 観光まちづくりの事例⑤災害復興と観光まちづくり
第15回 まとめと最終テスト
※事例のテーマは変更になる場合があります。

評 価 方 法

授業態度・授業への参加度(ミニテスト及びコメントシート含む)20%、、中間テスト30%、最終テスト50%によって評価し、合計で60%以上を獲得した学生に単位を認定する。但し、出席が3分の2以上ないと単位認定の対象とならない。

授業の方法

対面

対面授業

教 科 書

なし

参 考 書

国土交通省総合政策局観光部監修・観光まちづくり研究会編(2002)『新たな観光まちづくりの挑戦』ぎょうせい
西村幸夫編著(2009)『観光まちづくり―まち自慢からはじまる地域マネジメント』学芸出版
安村克己(2006)『観光まちづくりの力学―観光と地域の社会学的研究』学文社
岡田知弘(2020)『地域づくりの経済学入門―地域内再投資力論』自治体研究社

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