1)オリエンテーション:講義の概要、問題提起 |
・内容:本講義の概要を説明し、地域社会を社会学的に考えるための社会学的発想について説明する。その上で、地域社会についての問題提起を行う。 |
・自主学習:社会学的発想について復習を行う(2時間)。地域社会とは何か、予習を行う(2時間)。 |
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2)「地域」とは?、「地域社会」とは? |
・内容:<地域>という言葉の多様性と多重性について、日常生活における<地域>への関与の縮小について解説する。 |
・自主学習:<地域>の重要性と無用性について自分自身の考えをまとめる(2時間)。1年生の時の基礎社会学の社会関係・社会組織について目を通しておく(2時間)。 |
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3)社会関係・社会組織から社会的ネットワークへ |
・内容:社会学にける社会関係・社会組織の理論から地域社会を考察する。社会的ネットワークの理論と地域社会学の理論の対比の中で、<地域>について考察する。 |
・自主学習:社会関係・社会集団、社会的ネットワークの理論について復習を行う(2時間)。地域コミュニティについての予習を行う(2時間)。 |
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4)日本の社会学と「地域社会」「コミュニティ」概念 |
・内容:日本の社会学における「地域社会」の概念について、「コミュニティ」概念の変遷を踏まえながら論じる。 |
・自主学習:日本の社会学における「地域社会」概念の所説、「コミュニティ」の概念の変遷について復習を行う(2時間)。家制度について予習を行う(2時間)。 |
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5) 家の論理 |
・内容:家と家族の概念、家理論のさまざまな説、親族関係と同族についての解説を行う。 |
また、日本社会における家理論の擬制についても論じる。 |
・自主学習:日本の家の理論について復習を行う(2時間)。村の理論について予習を行う(2時間)。 |
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6) 村のしくみ |
・内容:村の枠組み、「自然村」の理論、村落空間理論について解説を行う。また、入会地、共有地、コモンズについて考察する。 |
・自主学習:自然村の理論、村落空間理論、コモンズ論について復習を行う(4時間)。 |
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7) 村の組織と運営 |
・内容:村の組織と運営、村の共同労働について解説を行う。また、現代の財産区、財産 |
管理団体、認可地縁団体などの地域住民組織についても論じる。 |
・自主学習:村の組織と運営について復習を行う(2時間)。リスケーリング理論について予習を行う(2時間)。 |
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8) リスケーリング、国家・自治体と地域社会 |
・内容:最近特に学会でも注目を集めたリスケーリングの理論について解説する。また、地方自治体の合併問題についても論じる。 |
・自主学習:リスケーリング理論、地域自治組織について復習を行う(2時間)。地域自治について予習を行う(2時間)。 |
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9)地域自治と補完性の理論 |
・内容:地方自治と地域自治、地域自治組織、そして補完性の理論について解説する。 |
・自主学習:地方自治、地域自治について復習を行う(4時間)。 |
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10)事例研究1(長野県) |
・内容: 9回までの理論を踏まえながら、長野県の事例について、事例の概要を説明する。 |
・自主学習:長野県の事例について、配布した事例研究の概要、について読んでおく(4時間)。 |
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11) 事例研究2(長野県) |
・内容:長野県の事例について、社会学の立場から理論的な考察を行う。 |
・自主学習:長野県の事例について、配布した事例研究の理論的な考察について読んでおく(4時間)。 |
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12)事例研究3(沖縄県) |
・内容:9回までの理論を踏まえながら、沖縄県の事例について、事例の概要を説明する。 |
・自主学習:長野県の事例に関する専門用語の復習を行う(4時間)。 |
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13) 事例研究4(沖縄県) |
・内容:沖縄県の事例について、社会学の立場から理論的な考察を行う。 |
・自主学習:沖縄県の事例について、配布した事例研究の概要、理論的な考察について読んでおく沖縄県の事例に関する専門用語の復習を行う(4時間)。 |
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14) 授業の振り返り |
・内容:1回目から13回目の授業の振り返りを行う。 |
・自主学習:学期末試験に向けて、授業全体の復習を行う(5時間以上)。 |
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15)地域社会学のまとめ、繰り上げ試験 |
・内容:1回目の問題提起に対する回答の一つを紹介し、授業のまとめを行う。授業時間内に、繰り上げ試験を行う。 |
・自主学習:学期末試験を振り返り復習を行う(4時間)。 |
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