講 義 概 要 社会福祉実践における社会福祉援助技術の意義や理論、方法の基本的知識について説明する。具体的には、さまざまなトピック(人権・虐待・障がい・貧困・高齢など)を取り上げ、個別援助や集団援助、家族への関わりなどについて概説する。また、ソーシャルワークについての基礎的な理解を深める。 授業は講義形式が中心であるが、適宜授業の理解を深めるために、DVD等の視聴覚教材の活用、ペアワーク、グループワーク等の演習を行うので主体的に取り組むことが必要である。講義はパワーポイントによる文字情報および静止画・動画の資料などを提示しながらすすめていく。 長年、社会福祉法人等で福祉・介護業界に従事してきた経験をもとに、実務家教員として、将来福祉・介護関係の業務に従事したいと考えている人に対しても実践・理論等役立つ授業を展開する。 到 達 目 標 1.「共生社会」の阻害要因について具体的に記述することができる。 2.相談援助に携わる専門職の専門性について説明することができる。 3.ソーシャルワークの実践について説明することができる。 4.さまざまな分野で実践しているソーシャルワーカーについて説明することができる。 授 業 計 画 【第1回】 授業オリエンテーション(授業の進め方、受講ルール) | 【第2回】 「社会生活」と「共に生きる」ことについて | 【第3回】 生活課題について | 【第4回】 「共生社会」の阻害要因について | 【第5回】 ソーシャルインクルージョン | 【第6回】 対人援助における関わり方の技術 | 【第7回】 対人援助におけるコミュニケーション技術 | 【第8回】 社会福祉援助技術論前半のまとめ(中間レポート課題実施) | 【第9回】 ソーシャルワークの概要 | 【第10回】 ソーシャルワークの方法 | 【第11回】 ソーシャルワーカー | 【第12回】 ソーシャルワークの実践 | 【第13回】 ストレングス | 【第14回】 エンパワメント | 【第15回】 利用者主体 |
評 価 方 法 ●全ての授業に出席し、所定の学修をすることが単位修得の前提条件となる。 ●必要最低限の授業学修が確保できていないとみなした場合は、「K」評価とする。 ---------- 以下に示すとおり、授業内に実施される課題と、定期試験に代わるレポートの評価結果に基づき総合的に判定のうえ、60点以上を合格とし、所定の単位を認定する。 ※授業内に実施される「第8回の中間レポート」は、正当な理由が無い場合の未提出は評価しない。(正当な理由については必ず申し出ること。正当な理由と認められれば欠席課題を課し評価対象とする) ※授業内で課されるレポート課題は、レポートの質、課題への積極性(文章量)などの内容に対して評価を行う。 ※授業内で課されるレポート課題は、正当な理由がない未提出分については評価しない。
【授業内での評価】80% ・毎回の授業内で課される課題(第1回、第8回以外):各5/計13回(65) ・第8回:前半のまとめ(中間レポート(15)
【定期試験に代わるレポート等】20% 授業の方法 対面 教 科 書 テキストは使用せずプリント(資料)を配布する 参 考 書 新編社会福祉概論/松井圭三・今井慶宗/大学教育出版/2200+税/ISBN978-4-86692-190-7 備 考 ・介護・福祉関連の科目を履修していることが望ましい。 ・状況により授業内容の一部および進め方や順番、授業形態などを変更する場合があります。その場合は随時連絡します。 |