特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

H25039

科目名

知覚・認知心理学

科目開設大学名

大阪樟蔭女子大学

英文科目名

Psychology of Perception and Cognition

配当学年

2年

単位数

2

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

修学支援課
TEL:06-6723-8269

担当教員

川上 正浩

履修条件等

女子に限る

時間割

火曜日 13:00〜14:30 

開講期間

前期 

教室

J508

ファイル更新日:2025/03/06 14:01:47

キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

“心理学”と聞くと、カウンセリングや心理検査などの“こころ”の問題を扱う学問だとイメージする人が多いかもしれません。しかし心理学は、広い意味での人間の行動を扱う学問です。こうした心理学の中でも、知覚・認知心理学は、人間を一種の“情報処理システム”と見なして、その情報処理の過程を明らかにしようとする、もっとも“冷たい”心理学です。この冷たい心理学を自ら体験しながら学びます。

到 達 目 標

人間の行動が、まわりの環境によって影響されるのは当然であるが、その環境が、行動する主体である人間にとって、どのようにとらえられているか、つまり認知されているのかが行動を決定する。このことを理解し、人間という情報処理システムが外界から入ってくる情報をどのように処理しているのかを理解することが、本授業の目的である。人の感覚・知覚等の機序及びその障害、またの認知・思考等の機序及びその障害について、理解できるようになることを目指す。具体的には以下の到達目標を設定する。
・人間を情報処理システムと見なす知覚・認知心理学の考え方を理解できる。
・心理学における実験の手法を理解できる。
・人間の情報処理の特徴について知覚・認知心理学領域の専門用語を用いて説明することができる。

授 業 計 画

1:知覚・認知心理学について語る
2:錯視の不思議 (1)
3:錯視の不思議 (2)
4:人間の問題解決過程
5:知覚の機序(1)
6:知覚の機序(2)
7:記憶の不思議(1)
8:記憶の不思議(2)
9:処理資源-ワーキングメモリという考え方
10:知識の心理学
11:意図的な処理と自動的な処理(1)
12:意図的な処理と自動的な処理(2)
13:単語認知過程
14:認知・思考の障害
15:知覚・認知心理学について再び語る

評 価 方 法

すべての授業に無遅刻、無欠席で臨むことを前提としたうえで、レポートにて、認知心理学に関する理解度を測定します。授業への積極的な参加(評価の30%)、レポートの点数(評価の70%)にて評価します。

授業の方法

対面

配付プリントに基づいた講義を中心としますが、その場での体験や意見交換なども活用します。授業内容に応じて、manaba等を用いた課題等も活用します。
◆使用するICTツール
 ・manaba

教 科 書

特に指定しませんが、必要に応じてプリントを配付します。

参 考 書

授業の進行に応じて、適宜授業内で紹介します。

学生へのメッセージ

更新日2025/2/21 11:10
●準備学習:
わからないことをそのままにしておかない癖をつけておいてください。つねに興味を広げ、常識を疑ってかかる癖をつけておいてください。
●課題に対するフィードバック方法:
平常の小課題については、個別にはフィードバックせず、次回授業冒頭に全体に向けてのフィードバックのみを行います。
●学生への要望:
積極的なワークへの参加を求める。
●担当者への連絡方法:
授業前後、あるいはE-mailにて連絡してください。E-mailについては初回の授業にて提示・指示します。

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