キーワード 情報社会で主体的に生きるために必要な知識や問題点について学ぶ
講 義 概 要 【科目の概要】 情報社会におけるさまざまな問題を知り、理解し、それらについて考えることにより、情報社会で主体的に生きるための能力を身につけることを目標とします。 情報社会では、技術の発展により便利になり、大きな可能性に満ちています。スマホなどの普及により、SNSなどの新しいコミュニケーション手段が使われ、その一方で、思いがけない問題が生じることもあります。また、AI(人工知能)の利活用が進むなかで、個人データが大量に収集・分析できるようにもなりました。その中で個人データを保護し、プライバシーを守るかも考えなくてはなりません。より善い社会を形成しようとする考え方や規範である情報倫理を事例を取り上げて学びます。
【授業の進め方】 この授業ではできるだけ身近な事例を取り上げて、分かりやすく講義します。理解確認や知識定着のためのミニレポート等の提出を求める場合があります。また、数回の授業でグループワークに取り組みます。
到 達 目 標 ・情報社会で起こるさまざまな問題や危険について理解する ・情報社会において快適な生活をおくるための規律や規範について理解する ・情報セキュリティの脅威を知り、そのリスクマネジメントができるようになる ・AI活用や情報に関する事件などの時事ニュースを読み解くための知識を身につける 授 業 計 画 【後 期】 | 1 ガイダンス:「情報社会と倫理」について | 2 倫理に対する考え方 | 3 情報社会とその諸問題①情報や情報社会とその特徴 | 4 情報社会とその諸問題②ネット依存と健康被害 | 5 情報社会とその諸問題③メディアリテラシー | 6 インターネットを悪用した人権侵害①プライバシーと個人情報 | 7 インターネットを悪用した人権侵害②さらしやデジタルタトゥー | 8 インターネットを悪用した人権侵害③ヘイトサイトや差別と誹謗中傷 | 9 データ・AIを扱う上での留意事項①AIの仕組みと社会に与える影響 | 10 データ・AIを扱う上での留意事項②AIが集める個人情報とリスク | 11 課題学習(AIの責任所在について話し合う) | 12 データを守る上での留意事項①情報セキュリティ | 13 データを守る上での留意事項②知的財産権、著作権 | 14 課題学習(時事ニュースや身近な出来事から考える) | 15 授業の総括と学習成果の検証 |
評 価 方 法 【成績評価方法】 ・学年末定期試験:70% ・授業中の提出物など:30% ※定期試験が未受験の場合は、評価外(E判定)となります。
【定期試験】 学年末定期試験:あり
【成績評価基準】 ・情報社会で起こるさまざまな問題や危険について理解できているか ・情報社会において快適な生活をおくるための規律や規範について理解できているか ・情報セキュリティの脅威を理解し、そのリスクマネジメントができるか ・AI活用や情報に関する事件などの時事ニュースを読み解くための知識を身につけているか 授業の方法 対面 対面授業(状況に応じてオンラインの可能性あり) 教 科 書 授業内で指示します。 参 考 書 『はじめの第一歩 基礎からはじめる データサイエンス』保本 正芳 noa出版(2022) 備 考 【準備学習(予習・復習)等】 事前に次回の資料を授業支援システムを利用して配布したり、課題を課したりする場合もあります。予習して授業に臨んでください。 授業で理解しにくいことがあれば、図書館などで情報関連書籍を調べたり、インターネットを駆使して調べたりしててください。
【受講における注意点】 主体的、積極的に授業に参加してください。詳細は第1回目の授業で伝えます。
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