特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

H25053

科目名

心理測定論

科目開設大学名

関西大学

英文科目名

Psychometrics

配当学年

2~4年次

単位数

2

募集定員

3名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

学事局 教務事務グループ
TEL:06-6368-0127

担当教員

山下 直人

履修条件等

時間割

火曜日 10:40〜12:10 

開講期間

春学期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

心理測定論(Psychometrics)とは,心理学の量的研究において,実験計画の立案から結果のデータ解析に至るまで,広範に渡る理論的基盤および方法論を提供する学問領域である.本講義では,心理測定論の様々な手法のうち,因子分析およびそれに関係するいくつかの分析法(構造方程式モデリング,パス解析,主成分分析など)について学ぶことで,卒業研究において必要とされる,心理測定論的方法の基礎を学ぶ.一部数式を交えた解説を行うため,必須ではないが,線形代数(行列,ベクトル)に関する予備的知識があると望ましいが,必須ではない.

到 達 目 標

①知識・技能の観点
- 心理測定論の基礎的な概念を理解できる.
- 因子分析およびその関係手法の基礎的な知識を理解し,実データに対して適用できる.
- 心理学データの分析を「心理統計学」の知識と関連付けて理解できる.

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
- データの形式や性質と,分析の目的とを勘案して,適切な分析手法を選択できる.
- 因子分析などを使用した心理学的研究について,その内容を理解し,要点を説明することができる.

③主体的な態度の観点
- 講義に関係する書籍や論文を探し,自主的に知識を深めることができる.
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授 業 計 画

第1回 オリエンテーション:授業の目的,評価,進め方,分析の実行環境などの紹介
第2, 3回 線形代数入門
第4, 5回 因子分析の導入準備:単回帰分析,重回帰分析
第6, 7回 確認的因子分析1:目的,探索的因子分析との相違点,モデル比較,適合度指標
第8, 9回 探索的因子分析1:目的,因子分析モデル,因子の抽出,因子数選択,因子回転,適用例の紹介
第10, 11回 因子分析の周辺手法:主成分分析
第12, 13回 因子分析の周辺手法:パス解析
第14, 15回 因子分析の周辺手法:構造方程式モデリング(SEM/LV),全体のまとめ
授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義前に公開する講義資料を事前に読み,疑問点を整理してから講義に参加することが望ましい.また,講義中に紹介する書籍や論文を読んで,自主的に知識を深めることを推奨する.

評 価 方 法

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
小テスト(40%),レポート(40%),授業への貢献(20%)
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
各手法の基本的な考え方と注意点を理解し,データと目的に適した手法を選択できる(50%).
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
適切な方法で結果を解釈し,報告できる(30%).
③主体的な態度の観点
講義で扱ったデータ以外への適用を考えることができる(20%)

授業の方法

対面

オフィスアワー

関大LMSの「メッセージ機能」で連絡してください.

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