特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

H25063

科目名

食と農の共生を考える

科目開設大学名

摂南大学

英文科目名

Study to Symbiosis of Food and Agriculture

配当学年

3

単位数

2

募集定員

10名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

全学教育機構
TEL:072-839-9432

担当教員

北川 太一

履修条件等

時間割

変則 

開講期間

後期 

教室

キャンパス

枚方キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

近年、さまざまな側面から「食と農の距離の拡大」(食と農の乖離)の問題が指摘されている。私たちが真に豊かな食を実現し、日本の農業を守り発展させていくためには、食と農の距離を少しでも短くすること、すなわち食と農を結び両者が「共生」していく道筋を考えていかなければならない。本講義は、食農共生・循環型農業論系の概論として「食と農の距離」の問題を考えながら、農業と食料問題の特性を理解したうえで、生産者と消費者、農村(むら)と都市(まち)、産地と食卓を結ぶ食農共生の課題や方向性について考える。

到 達 目 標

① 近年の「食と農の距離の拡大」の状況について理解する。
② 食と農の距離を短くする、食と農を結ぶためのさまざまな取り組みの現状を知る。
③ ①②を通じて、農業・農村の発展や食料問題に解決のためには、食と農を結ぶこと(食農共生)の考え方が重要であることを理解し、食と農の共生の方向性について考えることができるようになる。

授 業 計 画

第1回 授業のガイダンス、農学、食農ビジネス学における食農共生問題
第2回 日本の食料・農業政策と食農共生
第3回 経済発展と農業・食料問題、食農共生
第4回 農業・食料生産の特質と食農共生
第5回 農産物・食料需要の特質と食農共生
第6回 農産物・食料の価格変動と食農共生①
第7回 農産物・食料の価格変動と食農共生②
第8回 中間まとめ
第9回 食と農の距離の拡大(時間的・地理的距離の拡大①)
第10回 食と農の距離の拡大(時間的・地理的距離の拡大②)
第11回 食と農の距離の拡大(段階的距離の拡大①)
第12回 食と農の距離の拡大(段階的距離の拡大②)
第13回 食と農の距離の拡大(心理(意識)的距離の拡大①)
第14回 食と農の距離の拡大(心理(意識)的距離の拡大②)
第15回 授業全体のまとめ

評 価 方 法

次の①②の方法により評価し、60%以上で合格とする。
①各回のリアクションペーパー、期間中に出題するレポート課題など(50%程度)
②期末レポートもしくは定期試験(50%程度)

授業の方法

オンライン(オンデマンド)

・授業形式:完全オンディマンド授業。授業教材、講義レジュメ・資料などを配信して進める。
・実態をリアルに把握できるように、DVDなど映像教材を活用する。
・質問等がある場合、研究室への来室、電子メールやICTツール等を利用すること。
・事前の予習と復習(講義後の所感)を重視する。そのために、毎回、リアクションペーパーの提出を課す。

参 考 書

「食と農を学ぶ人のために」(祖田修/杉村和彦編)(世界思想社)
「地域産業の発展と主体形成-食と農、資源を活かす-」(北川 太一)(放送大学教育振興会)

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