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マーケティング情報戦略とは、市場調査をして得られたデータや官公庁や特定企業が一般に公開しているデータを活用して、「市場（顧客）にどうアプローチするか」を消費者の要求事項や自社の状況をもとに検討し、マーケティング計画を策定することである。この取組みにより、マーケティング意思決定の判断間違いのリスクを軽減することが出来る。
本講義では、このマーケティング情報の収集、分析、活用について以下の内容を修得する。
1. マーケティングとマーケティング情報（市場調査等）の関係。
2. 市場（マーケティング）調査の計画の作成の手順と方法。
3. 市場（マーケティング）調査の結果解析の手順と方法。
4. 市場（マーケティング）調査の主な手法。

講　義　概　要

マーケティング情報戦略（市場調査）の基礎となる知識につき体系的に学び、学んだ内容に基づきグループワークにて市場調査の計画の資料を作成し、調査を設計し、調査結果を解析することで、その技法を身につける。

到　達　目　標

①マーケティング調査に必要な知識、手法を修得する。②各チームごとの作業で、市場調査の①計画、②設計、③解析の資料が適切に完成出来る。（２回）
③市場調査とマーケティング戦略の関係について理解し、市場調査の計画作成及び結果解析(統計的解析含む)の手順・技法・秘訣が修得出来ている。

授　業　計　画

評　価　方　法

平常点(毎回行う練習問題を十分に理解する。）28%、課題（チームで作成したプグループワーク（資料作成）：2回）32%、学期末試験：市場調査の計画作成及び結果解析の技法・秘訣に関する知識の到達度確認40%

授業の方法

対面

1. 「講義形式＋ディスカッション」、「グループワーク」の両方で授業を進める。
2. 講義はパワーポイントを用いて行う。
3. 講義実施時は、毎回授業後半に練習問題及び授業に対する意見収集を実施し、学習内容の修得度の確認を行い、次の講義でフィードバックを行う。

オフィスアワー

授業時間後、その他の時間は、オフィスアワーの時間（研究室前に掲示）に行う。また、WebClassでも質問は受け付ける。

教　科　書

使用せず。

参　考　書

上田拓治 著「マーケティングリサーチの論理と技法 （第４版）」（日本評論社）
また、必要に応じて授業にて資料を配布する。

備　　　考

履修上の注意：
毎回行う練習問題を成績に反映するので、事前に配布資料を確認すると共に、確実に記載・提出ください。また、欠席時には、該当の練習問題の提出を課します。
準備学習：
1. 2回目以降の授業に関連する資料を、その事前の授業で配布するので、授業までに必ず読み、不明点をまとめておくこと。(毎回1時間)
2. 毎回実施の練習問題の解答に従い復習し、授業で学習した内容をノートに整理すること。(毎回1時間)
3. グループワークの課題につきグループで完成させ、次回講義に望むこと。
4. 市場調査の関連情報をインターネット等で調べ、集めておくこと。
担当教員からのメッセージ：
この授業は、現在主要企業が意思決定する時に使用しているマーケティング情報戦略（市場調査活用による意思決定）を学ぶ講義です。皆さんが社会人になられ、マーケティング戦略を構築されると時に、誤った判断を少しでも減らすための市場調査の設計、分析の手法について学びます。また、この講義全体を通して情報を分析して、戦略構築するための論理的な思考を身につけることが出来ます。