特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

H25074

科目名

食文化論

科目開設大学名

帝塚山学院大学

英文科目名

Study of Food and Culture

配当学年

3

単位数

2

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教学課
TEL:072-296-1331

担当教員

鈴木 利雄

履修条件等

時間割

火曜日 11:10〜12:50 

開講期間

春学期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

キーワード

食文化の基礎(食の歴史、食品加工の歴史、食作法、世界の食、日本の食、食と健康など)に関して、情報を収集、分析・理解し、問題解決力を養い、培った知識・知見を正確な情報にして、地域や全国に発信できる力を身につける。

講 義 概 要

基礎である食品学や食品加工学を背景に、⼈類の歴史および食の歴史と⽂化、多様な世界や日本の⾷などを学習する。食に影響を与える⽂化的背景を学習する。食文化の学習で培った知識・知⾒を活⽤し、新たな情報を収集、分析・理解することを学習する。食文化を、俯瞰的、総合的に、また、個々に細分化し、詳細を分析・学習する。

到 達 目 標

①⼈類の歴史と⽂化、食の歴史と文化、多様な世界や日本の⾷、食と健康などを説明できる。②食に影響を与える、様々な様態の⽂化的背景を理解して、説明できる。③本科目で培った知識・知⾒を活⽤し、新たな情報を収集、分析・理解し、さらに正確な情報にして、地域や全国に発信できる。

授 業 計 画

第1回全体概要:食文化とは、食文化の形成
第2回和食の基礎知識
第3回古代(旧石器~平安時代)までの食文化
第4回中世(鎌倉・室町・安土桃山・戦国時代)の食文化
第5回近世(江戸時代)の食文化
第6回近代(明治・大正・昭和戦前)の食文化
第7回現代(戦後~現代)の食文化
第8回和食に欠かせない食材と調味料
第9回都道府県の現代郷土料理
第10回季節の食材・行事食・儀礼食
第11回世界の食・料理 西洋の食文化
第12回世界の食・料理 アジアの食文化
第13回世界の食・料理 中東・南米・その他の食文化
第14回和食の機能性と長寿食、食の未来について
第15回学期末試験

評 価 方 法

平常点(講義中の発言や教員からの質問への応答等)50%、学期末試験50%

授業の方法

対面

講義形式で授業を進める。問題解決力を養うために、授業中に毎回練習問題を実施し、双方向のディスカッションを通じ、学習内容の習得確認を行う。加えて、レポート課題の解説や紹介を行う機会を通して知識の共有を図ることも重要である。上記の学習・発表活動を通じて学生同士の学び合いを実践した者は高く評価される。

オフィスアワー

質問等は、匿名でも良いのでWebClass上の掲示板に投稿しクラスで疑問点を共有することが望ましいが、面談でも受け付ける。研究室前に掲示しているオフィスアワーの時間を参考にして、事前にアポイントを取ることが望ましい。

教 科 書

小川聖子他『現代食文化論』建帛社 ISBN:97847679076

参 考 書

講義では、特定のテキストの他、以下の参考書を用います。必要に応じて、資料を適宜配布します。
『フードスペシャリスト論』日本フードスペシャリスト協会編(建帛社)
『教養としての和食』江原絢子監修(山川出版社)
『世界の食卓から社会が見える』岡根谷美里著(大和書房)

備   考

履修上の注意:遅刻、欠席、私語や携帯電話の使用、飲食・居眠り等は厳禁。これらが守られない場合は、減点の対象となったり、単位不認定の対象となる場合がある。また、欠席は、該当箇所のレポートを課す場合がある。
準備学習:授業計画を確認し、講義で使用する参考書や関連科目の教科書を熟読し、専門用語等、関連する事項について調べておく。また、日常の生活において、食文化に関する情報や事項を注視し、収集・分析するとともに講義内容との関連性を理解しておく。毎回、専門用語等、関連する事項を1時間以上予習し、疑問点等をノートにまとめておくこと。1時間以上授業内容を復習し、不明点は質問できるようにノートに整理しておくこと。
担当教員からのメッセージ:食品科学の基盤である食品学や食品加工学を背景に、日本の食文化を中心に勉強します。食文化は食だけではなく、民族や伝統など、精神的な様々な様態の文化に、影響されたり波及したり、また、宗教などとも大きな関わりがあり、幅広い内容を含んでいる。食文化に関して、その重要性や奥深さを理解し、広範な知見を修め、また、関連する情報について収集・分析し、地域や全国に発信できる力を身につけてほしい。

募集終了