特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

H25075

科目名

教育を考える

科目開設大学名

帝塚山学院大学

英文科目名

Introduction to Pedagogy

配当学年

1

単位数

2

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教学課
TEL:072-296-1331

担当教員

末次 有加

履修条件等

時間割

木曜日 9:20〜11:00 

開講期間

秋学期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

キーワード

現代の教育課題を考えるために、教育の理念・思想・制度が形成されてきた歴史的・社会的要因に関する知識を身に付け、学校制度が抱える問題について学ぶ。

講 義 概 要

本講義では、家庭教育を含む就学前教育から義務教育段階の学校教育に照準し、それらと社会とのつながりについて考察し、学校化社会の成り立ちとその意味、様々な教育問題の所在について多角的な視座から構造的に把握することを目的とする。特に「教育格差」という現象に注目することにより、教育や学校がもつ構造や意味、機能やメカニズムについて認識を深めるとともに、日本の教育のゆくえについて考えていきたい。

到 達 目 標

①西洋と日本における教育の歴史的な流れについて、社会背景とのかかわりから把握し説明できる。②代表的な思想家の教育思想や実践をとおして、教育対象としての子ども観や教育観の変遷を理解し説明できる。③現代における教育制度の課題について考察できる。

授 業 計 画

第1回ガイダンス
第2回近代学校制度の形成と定着(西欧)
第3回近代学校制度の形成と定着(日本)
第4回戦前日本における学校教育の展開
第5回戦後日本における学校教育の展開―1950-1970年代
第6回戦後日本における学校教育の展開―1980-2000年代
第7回多様化する学校教育―インクルーシブ教育など
第8回学校組織と教師の仕事
第9回子ども若者の人間関係といじめ問題
第10回子どもの問題行動の捉え方について考える
第11回障害児教育の制度と展開
第12回障害児教育の実践と課題
第13回地域における子育て支援の取り組み(ゲストスピーカー)
第14回到達度の確認とまとめ(到達度確認テスト)
   ※授業計画は、学習状況に応じて変更する可能性があります

評 価 方 法

授業内課題(授業内のワーク・毎回授業後に提出するコメント)50%、到達度の確認(テスト)50%

授業の方法

対面

・授業スライド、レジュメ、映像資料等を用いながら講義形式ですすめる。
・授業テーマに関連したグループ討議・発表の機会を設けることで、論理的思考・表現力を養う。
・学生は授業中にレポートを提出し、次回の授業冒頭で各自の見解を共有する。

オフィスアワー

研究室前に提示しているオフィスアワーの時間を確認してください。質問・相談等はWebclassで受け付けます。

教 科 書

使用せず

備   考

履修上の注意:授業中に出すレポ―ト課題も成績評価に組み入れるので確実に遂行してください。
準備学習:授業のトピックに関する言葉の意味やニュース記事を事前に調べてノートにまとめる(2時間)。毎回の授業後に自分自身のこれまでの学校教育体験を振り返りながら、それらとの関連性について具体的に記述できるようにまとめる。
担当教員からのメッセージ:学校教育は、社会の設計図です。日本の学校教育はどのようにつくられてきて、どのような課題を含んでいるのでしょうか。そして、これからの日本の学校教育はどこへ向かおうとしているのでしょうか。現在、社会は急速に変容しています。日本の学校教育の過去―現在―将来について、一緒に学び、考えていきましょう。

募集終了