特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

I25013

科目名

薬学入門

科目開設大学名

大阪医科薬科大学

英文科目名

Introduction to Pharmacy

配当学年

1

単位数

1

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

本部キャンパス:学務部 医学事務課 TEL:072-684-6875
阿武山キャンパス:薬学学務部 教務課
TEL:072-690-1013

担当教員

大野 行弘、永井 純也、中村 任、藤森 功、平野 智也、大喜多 守、奥平 桂一郎、角山 香織

履修条件等

時間割

火曜日 9:00〜12:10 

開講期間

前期 2025年4月7日(月)~7月11日(金)

教室

D棟3階 D301講義室

キャンパス

阿武山キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

日本における薬学教育は、病院や薬局で働く薬剤師の養成はもとより、医薬品の創製(創薬)に関わる研究者、医薬品の製造や臨床開発に従事する研究者・技術者、衛生環境保全や薬事行政の従事者等、多様な人材を養成してきた。近年、医療の進歩と充実が求められるなかで、薬学教育に対する国民の期待も変化し、医療人としての質の高い薬剤師養成に大きな期待が寄せられている。薬学という学問自体も、医薬品という「モノ」を対象とする学問に加えて、薬物治療などのように「患者」を対象とする学問を充実させることが求められている。臨床業務に携わるには、ヒトを理解するための豊かな人間性やコミュニケーション能力を培い、幅広い教養と倫理観を身につけ、患者や医療関係者との信頼関係が確立できるよう心がけなければならない。その上で、薬局におけるかかりつけ薬剤師としての役割や、病院におけるチーム医療の一員としての積極的な役割が期待される。
この授業においては、社会における薬学の役割や薬剤師の使命について考え、薬剤師として求められる基本的な資質・能力を学んでいくための基本的姿勢を身につける。具体的には、各回に分けて、様々な学問領域から薬学の歴史、これから学ぶ学習内容とその意義、医療人として身につけておくべき生命・医療倫理の諸原則、将来関わる先端医療などについて概説する。これら講義を通じて、薬剤師になるための今後の学びについて自ら考え、本学における勉学に対する心構えを構築する。

到 達 目 標

医療と社会における薬学の役割や薬剤師の使命を理解し、医療人として、また薬の専門家として必要な基本的姿勢を身につけることを目的とする。

授 業 計 画

1概論 (薬学部長)
   ・薬学の歴史
   ・薬学部での学びについて
   ・薬剤師として求められる基本的な資質と能力
2基礎薬学(生物系、藤森)
   ・薬の効果や副作用の理解における生物系科目の学びについて
   ・生命科学の基礎研究と医薬品開発について
3基礎薬学(化学・物理系、平野)
   ・薬の構造と作用に関わる化学について
4医療薬学(薬剤・製剤系、永井)
   ・薬の形(剤形)について
   ・体の中の薬の動き(薬物動態)について
   ・薬の飲み合わせ(薬物相互作用)について
5医療薬学(薬理・薬物治療系、大喜多)
   ・疾病と人体での治療薬の働きについて
6衛生薬学(奥平)
   ・環境及び人の健康と、薬学との関わりについて
7臨床薬学(中村 任)
   ・薬剤師の使命と倫理について
   ・薬剤管理指導(服薬指導)について
8臨床薬学(角山)
   ・医薬品の適正使用における薬剤師の役割
   ・薬学6年制教育課程における臨床実務実習
   ・多職種との連携に必要な能力について

評 価 方 法

各回の講義に関連したレポートにより評価する(100%)。

授業の方法

対面

各講師によるスライドや板書を用いた講義形式で行う。
各回で講義内容に関連したレポート課題を与え、復習を通じて自ら考え、学ぶ姿勢を養う。

備   考

火曜日:9時~10時30分、10時40分~12時10分(1日2コマ)×4週(全8コマ)の開講です。

募集終了