講　義　概　要

空間デザインは、器具や建築空間、街路、地区、都市、地域ランドスケープなどの多様な対象を関係づける環境デザインの考え方にもとづいています。この講義は、空間デザインの考え方を理解しデザイナーとしての社会的責任ある視点から対象を見る力、人間と環境の関係について継続的に考える力をつけることを目的としています。人間が中心となる空間概念を理解し、国内外の様々な計画・設計レベルにある実例を見ることで、現状に対する問題意識とその着眼点、デザインの社会的役割を理解すると同時に、理論にもとづいたコンセプトメイキングとプレゼンテーションの基礎を学びます。

到　達　目　標

（１）到達目標に示す事項について概ね理解している。
（２）デザインに必要な理論，考え方について説明できる。
（３）空間デザインと関係する国内外の事例について説明できる。
（４）デザインに必要な独自の考えを説明できる。

到達目標のうち，全体の60％について理解していること（分野または内容）をミニマム・リクワイアメントとする。

授　業　計　画

評　価　方　法

到達目標（１）〜（３）について，定期試験により80％の割合で評価する。
到達目標（４）について各授業におけるレポート等の課題によって，20％の割合で評価する。（レポート作成において，生成AIを用いて作成したものを用いることは認めない。）

授業の方法

対面

オフィスアワー

（前期）水曜日12：40～13：30（場所：9号館5階 田中教授室）

教　科　書

空間学事典（増補改訂版）　日本建築学会編　井上書院
ノートPC必携

参　考　書

環境デザイン用語辞典　土肥博至監修／環境デザイン研究会編著　井上書院

備　　　考

講義内容を授業だけで理解するのは困難であり、毎回の授業で解説するデザイン理論について十分な復習が必要である。次回予告にて示す理論については、事前にテキストをもとに予習しておく必要がある。（レポート作成において，生成AIを用いて作成したものを用いることは認めない。）