講　義　概　要

コンピュータではデータを効率よく扱うことが必要である．データ構造とは，データのメモリ上での表現であり，アルゴリズムは問題を解くための具体的手順（算法）である．データ構造とアルゴリズムは，プログラムを作成する上で必ず学ばなければならない基礎の一つである．本授業では，プログラムを作成するにあたって基本的なデータ構造及び，アルゴリズムについての理解を目指す．

到　達　目　標

(a)　アルゴリズムの計算量について理解し，説明できる．
(b)　基本的なデータ構造について理解し，説明できる．
(c)　整列や探索の基本的なアルゴリズムについて理解し，説明できる．
(d)　再帰的アルゴリズムについて理解し，説明できる．
(e)　データや手続きの抽象化について理解し，説明できる．

授　業　計　画

評　価　方　法

到達目標(a)～(e)の全項目を，複数回の中間試験，及び，定期試験によって評価する．中間試験は合計で60%程度，定期試験は40%程度の割合で評価する．なお，各回の授業で課す確認課題の内容および提出状況は，減点評価に用いる．

授業の方法

対面

オフィスアワー

西口（水曜・3限・512研究室）
小西（月曜・4限・505研究室）

教　科　書

アルゴリズムとデータ構造　原，水田，大川　共立出版
ノートPC必携

参　考　書

演習でマスターするC言語とデータ構造　内藤，斉藤　共立出版
コンピューティング科学　川合　東京大学出版会

備　　　考

C演習IIの演習内容と深い関連があるため，本授業で学ぶ概念とC演習IIで学ぶ実装との関連を意識しながら，テキストの予習と復習をすること．なお，生成AIの利用は生成結果を参考とする程度とし，生成結果を成果物やレポートに流用することは認めない．