特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

I25032

科目名

情報社会と倫理

科目開設大学名

大阪工業大学

英文科目名

Information Society and its Morals

配当学年

3

単位数

2

募集定員

若干名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務部 教務課
TEL:06-6954-4083

担当教員

越智 徹(オチ トオル)

履修条件等

時間割

水曜日 9:10〜10:50 

開講期間

後期 

教室

キャンパス

大宮キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

この科目は高等学校の教員免許「情報」のための必修専門科目であり、同時に電子情報システム工学科の専門科目としてもカウントされるものである。現在は高度情報化時代の真っ只中にある。そのような時代における人間の生き方(情報倫理)について考察するとともに、それを支える基盤技術(高度情報化技術)の概要を学習する。
また、後半ではAI・データサイエンスを利活用する際に求められるモラルや倫理を理解する。データを取り扱う際の倫理ではデータの取り扱いの健全性、データの保護、個人情報とプライバシーについて説明する。またデータサイエンス・AIを用いる際に起こりえる問題として統計的手法を用いることによるデータおよびアルゴリズムのバイアス(偏り)について説明する。次にデータを取り巻く世界的な考え方や指針(社会的合意、個人情報保護、欧州一般データ保護規則(GDPR等)について理解する。最後に個人のデータを守るために必要となる手法(匿名化や暗号化等)や留意すべき事項(攻撃や流出等)を考える。

到 達 目 標

(1)高度情報化時代における人間の生き方について説明できる。
(2)高度情報化社会、高度情報化技術の基本概念、高度情報化技術の基礎を説明できる。
(3)情報ネットワークとLAN、マルチメディアと高度情報化技術について説明できる。
(4)高度情報化社会の課題、情報倫理、情報危機管理、について説明でき、将来の業務上の機敏な問題について配慮できる。

授 業 計 画

第1回導入
第2回情報社会とは・倫理とは、情報化社会とは
第3回ネットワークの仕組み
第4回ネットワークの仕組み
第5回ネット犯罪と法律
第6回ネット犯罪と法律
第7回中間まとめ
第8回個人情報と知的財産権
第9回ディスカッション
第10回コンピュータウィルス
第11回情報セキュリティ
第12回データ・AI利活用における留意事項(1)
第13回データ・AI利活用における留意事項(2)
第14回まとめ

評 価 方 法

情報倫理および基盤技術について調査や演習を行い,レポートを提出させるとともに,理解度チェックとしての試験も実施する。レポート40%、授業内で実施する確認小テスト60%を総合して成績評価を行う。
単に生成AIの出力内容をそのまま使用したレポートは、評価対象としない。
目標(1)、(2)(ミニマムリクワイアメント)に対しては、レポートや小テストによって評価し、達成できていれば合格(60点)とする。目標(3)、(4)に対しても同様にレポートや小テストによって評価し、(3)、(4)すべての目標に到達すれば90点以上、2/3の到達度で80点以上、1/3の到達で70点以上の評価とする。

授業の方法

対面

オフィスアワー

月曜2限、研究室 6号館13階

教 科 書

ソーシャルネットワーク時代の情報モラルとセキュリティ 山住富也 近代科学社
ノートPC必携

備   考

教科書の該当ページを事前に予習して理解しておくこと。受講生自ら情報技術に関する倫理面からの考察を行うと共に、正しい日本語を用いて作文する(レポートする)姿勢を持って受講すること。生成AIの利活用を推奨するが、出力内容をよく吟味すること。
授業中に実施する小テストやレポートは返却するので、それらを活用し理解を深めること。
提出された課題の中で誤解や不正解の多かった点は授業内で解説するので、理解に努め疑問点を解消すること。
毎回の理解度確認等にスマートフォンを使用する。また、ノートPCを用いた簡単な実習も行うので指示があった回には持参すること。

募集終了