講 義 概 要 健康教育及びスポーツコーチングの概念や原理について,単に経験だけに基づくものだけでなく,スポーツバイオメカニクス・生理学・運動学・栄養学・心理学・教育学・倫理学・社会学などを統合したスポーツ科学的な視点から学ぶ.つまり,健康・体力の維持増進や競技力向上を目的に,発育発達や性差など個人差や対象者に応じた効果的で,安全な指導法について,指導者の役割や資質を踏まえて学修する. 到 達 目 標 1.スポーツコーチングの概念や原理について説明できる. 2.対象者に応じた効果的・安全的な指導法について説明できる. 3.指導者の役割や資質について説明できる. 授 業 計 画 | 【第1回】 | | テーマ:健康教育とスポーツコーチング | | 内容・方法:経験論・根性論とスポーツ科学を生かした指導法について | | 【第2回】 | | テーマ:健康・体力とは | | 内容・方法:健康の定義と体力の分類について | | 【第3回】 | | テーマ:健康づくりの施策 | | 内容・方法:健康教育,身体活動基準,アクティブガイドについて | | 【第4回】 | | テーマ:健康づくりにおける社会的環境 | | 内容・方法:「健康日本21」について | | 【第5回】 | | テーマ:健康な地域づくりの策定方法 | | 内容・方法:健康施策の評価について | | 【第6回】 | | テーマ:体力・技術のトレーニング効果 | | 内容・方法:レディネスとトレーニングプロセスについて | | 【第7回】 | | テーマ:スキルの分析とフィードバック | | 内容・方法:動きの獲得と質的評価,獲得されたスキルの矯正方法・プロセスについて | | 【第8回】 | | テーマ:指導者の役割 | | 内容・方法:指導者の資質・能力と行動倫理について | | 【第9回】 | | テーマ:コーチングスキル | | 内容・方法:コーチングスタイルとコミュニケーションスキルについて | | 【第10回】 | | テーマ:チームマネージメント | | 内容・方法:指導形態とチームの運営について | | 【第11回】 | | テーマ:目標設定とモチベーション | | 内容・方法:効果的な目標設定と動機づけの種類・方法について | | 【第12回】 | | テーマ:発育発達とスポーツ指導① | | 内容・方法:幼少期における身体,認知,運動,ことばの発達の理解と運動指導時の留意点および運動遊びの具体例について | | 【第13回】 | | テーマ:発育発達とスポーツ指導② | | 内容・方法:ジュニアからシニア期のスポーツパフォーマンスの将来性について | | 【第14回】 | | テーマ:個人差を考慮したトレーニング計画 | | 内容・方法:女性アスリートにおけるトレーニングの実際について | | 【第15回】 | | テーマ:運動・スポーツ指導論のまとめ | | 内容・方法:健康教育とスポーツ指導の今後のあり方について |
評 価 方 法 ●全ての授業に出席し、所定の学修をすることが単位修得の前提条件となる。 ●必要最低限の授業学修が確保できていないとみなした場合は、「K」評価とする。 ---------- 下記に示す評価方法により,総合的に判定のうえ,60点以上を合格とし,所定の単位を認定する. 1)正当な理由がなく,5回以上の欠席は評価の対象とせず,「K」評価とする. 2)授業の遅刻および早退は1/3欠席として扱う. 3)最終レポート(タームペーパー)未提出者は,評価の対象とせず,「K」評価とする. *やむをえない事情がある場合には,事前の連絡・報告・相談すること.
【授業内での評価】60% 授業内課題,確認テスト・リフレクション(40)授業の取り組み姿勢・質問・発問(20)
【授業外での評価】60% 自修学修
【定期試験に代わるレポート等】25% 最終レポート(タームペーパー) 授業の方法 対面 教 科 書 ・日本スポーツ協会(JSPO) Reference Book 参 考 書 ・健康運動指導士,健康運動実践指導者テキスト ・トレーニング指導者テキスト(JATI) ・公認ジュニアスポーツ指導員専門科目テキスト 備 考 ・授業スケジュールは「①前回テーマの復習・確認,②本日のテーマ,③確認テスト・リフレクション」である. ・最終レポート(タームペーパー)の未提出及び,5回以上の欠席は評価対象外とする. ・テキスト購入の確認をする.(第1回目の授業) |