講 義 概 要 情報を数学的な取り扱いの対象とし、情報伝送の本質的な仕組みを体系化したのが情報通信理論です。 情報通信理論に支えられた通信技術の発達により、情報を①速く、②正しく、③安全に送ることが可能になりました。 上記の①,②,③を実現するためには、それぞれ、①情報理論、②符号理論、③暗号理論が必要となります。
本講義では、これらの理論のうち、③の「安全に」送るために必要不可欠であり、インターネットセキュリティの中核を担っている暗号理論を学びます。 具体的には、秘密鍵暗号と公開鍵暗号について実際にインターネットで使用されている代表的な暗号方式について学びます。 到 達 目 標 ○修得する資質・能力: 知識・理解力、応用力 1.秘密鍵暗号と公開鍵暗号の概念を理解する. 2.古代の暗号(スキュタレー暗号,シーザー暗号)を理解する. 3.暗号設計や解読におけるコンピュータの重要性を理解する. 4.標準秘密鍵暗号DESを理解する. 5.新標準秘密鍵暗号AESを理解する. 6.暗号に必要な数学の定理と数論アルゴリズムを理解する. 7.RSA公開鍵暗号の原理を理解する. 8.Diffie-Hellman鍵共有方式の原理を理解する. 9.その他の公開鍵暗号の原理を理解する. ○修得する資質・能力:汎用的技能 1.授業内の質問に対して積極的に回答することができる. 2.レポート課題に粘り強く取り組んで報告書を作成することができる. ○修得する資質・能力:態度・志向性 MoodleやSlackを活用して自主的に学習に取り組むことができる. ○修得する資質・能力:総合的な学習経験と創造的思考力 授業内で得た知識を応用して課題レポートへ取り組むことができる. 授 業 計 画 授業計画の詳細については、本学独自のシラバスシステムからご確認ください。 | https://myportal.osakac.ac.jp/m/websyllabus/search.xhtml | | ①情報通信工学部を登録 | ②科目名を入力し、検索ボタンを押す | ③表示された科目名をクリック | |
授業の方法 オンライン(リアルタイム) 遠隔授業
教 科 書 教科書:MoodleやSlackで配布する自作のテキスト(プリント)を用いて具体的にわかりやすく丁寧に解説します。 備 考 学修内容の順序を入れ替えることがあります。
授業では資料配布・連絡・コミュニケーションにSlackを活用します。
授業中に例題を演習し、関連する課題を実習し、実習後に解説を行います。 課題については、授業内で適宜、解説・解答を行い、フィードバックします。 |