特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

I25048

科目名

自然地理学概説a

科目開設大学名

関西大学

英文科目名

Outline of Physical Geography A

配当学年

1~4年次

単位数

2

募集定員

20名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

学事局 教務事務グループ
TEL:06-6368-0127

担当教員

黒木 貴一

履修条件等

時間割

月曜日 14:40〜16:10 

開講期間

春学期 

教室

キャンパス

千里山キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

近年,湿潤変動帯の日本では様々な自然災害が生じている。湿潤に伴う豪雨や強風,変動帯に存在する火山や地震で引き起こされる災害は,日本で生きていく上では避けにくいことと考えて欲しい。この講義では湿潤変動帯の全般的な視点から,この国土で暮らすための土地の成り立ちに関する基礎的事項を紹介します。特に湿潤環境下のイメージにて詳細に解説します。ただし高等学校の地理内容との接続を図りながら進めるため若干の振り返りを加えます。

到 達 目 標

①知識・技能の観点
国土の成り立ちを知り,理学的および社会的な場の成立状況を理解すること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
高等学校までの国土の成り立ちの理解から学際的な視点を持つ理解へと発展させること。
③主体的な態度の観点
国土の現状に止まらず過去と将来を俯瞰できる日本の構成員となること。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授 業 計 画

第1回 ガイダンス:自然地理を理解する周辺内容の解説
第2回 地形の見方・考え方:グローバルからローカルまでの地形の見方の解説
第3回 大陸の地形:古い地盤形成とその後の変化過程の解説
第4回 火山の地形:古典的火山地形の解説と現代的見方の解説
第5回 山地の地形:変動帯の堆積岩による山地の形成過程の解説
第6回 侵食平野の地形:大陸の平野形成過程と特徴の解説
第7回 大気や水の循環と気候出現:大気大循環と気候を背景とする地形形成の概説
第8回 気候変化と記録:気候変動と気候復元方法の解説
第9回 景観と地形図記号の基礎:地形図の地物・植生記号の変遷と地形条件の解説
第10回 段丘:海面変動に伴う地形形成の基礎の解説
第11回 扇状地:沖積低地の上流部での地形形成プロセスと自然災害の解説
第12回 氾濫原:沖積低地の中流部での地形形成プロセスと水資源の解説
第13回 三角州:沖積低地の下流部での地形形成プロセスと環境問題の解説
第14回 海岸地形:海や風の影響でできる海岸付近の独特な地形と自然保護の解説
第15回 自然地理でのまとめ:湿潤変動帯の地形形成の総括
授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義中にノートをとり内容を復習することが大切です。また独自一般の教科書内容や新聞報道の科学的解説記事に注目すると理解しやすいと思われる。

評 価 方 法

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
不定期に行う小テスト(20%)やレポート(80%)で評価します。
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
国土の成り立ちを知り,その理学的および社会的な場の成立状況を理解したか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
国土の成り立ちを学際的な視点で見ることができるか。
③主体的な態度の観点
国土の現状,過去,将来を俯瞰できるための関心を持てたか。

授業の方法

対面

オフィスアワー

オフィスアワー
月曜日1時間目を中心に来室にて。又は関大LMSの「メッセージ」機能で打診ください。

教 科 書

西城潔ほか4名   地形でとらえる環境と暮らし   古今書院   9784772253369

参 考 書

教科書内容は一部スライド内で紹介するが,他の関連講義でも使用するため,この講義では教科書として指定しておきます。

備   考

成績評価の方法は,「定期試験を行わず,平常試験(小テスト,レポート等)で総合評価」する。
授業に関する問い合わせは来室にて。又は関大LMSのメッセージ機能で確認ください。

募集終了