特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

I25062

科目名

植物の病気

科目開設大学名

摂南大学

英文科目名

Plant Disease

配当学年

3

単位数

2

募集定員

10名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

全学教育機構
TEL:072-839-9432

担当教員

飯田 祐一郎

履修条件等

時間割

月曜日 16:40〜18:10 

開講期間

前期 

教室

キャンパス

枚方キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

 ヒトや動物が病気になるように植物も病気にかかる。様々な防除法が開発されているにも関わらず、いまだに約15%の作物は病原菌による被害を受け、毎年約8億人分もの食料が損失している。地球上にはこれ以上、農業に適した土地がないとされ、病気や害虫から作物を保護することは人類の生存において欠かすことができない課題である。 
 本講義では、有機栽培、化学合成農薬、薬剤耐性菌、ポストハーベスト問題など、現代社会において一般にも身近な問題について、各学科でこれまでに学修した農作物の持続的・安定的な供給、食品の安全・安心、国際的な食料の流通や消費などの知識をベースに幅広い視点で議論するアクティブラーニング型の講義である。

到 達 目 標

① なぜ生物は病気になるのか、病原菌による感染の仕組みを概説できる。
② どのように病気を防ぐのか、病害から植物を保護する方法について概説できる。
③ 有機農業、耐性菌などの植物病に関するキーワードを説明できる。
④ 農薬とはなにか、安全性や関連するシステムについて説明できる。

授 業 計 画

第1回 ガイダンス
第2回 なぜ病気になる?
第3回 どうやって抑える?
第4回 どうやって病気になる?
第5回 農薬は危険か?
第6回 耐性菌とは?
第7回 生物農薬
第8回 有機栽培
第9回 植物の病気と輸出入
第10回 遺伝子組換え・ゲノム編集による病害防除
第11回 植物疾病と貧困
第12回 植物疾病と環境保全
第13回 総括
第14回 中間テスト
第15回 あらためて考える農薬とは?

評 価 方 法

各講義での学生間相互評価(30%)、教員評価(40%)、中間テスト(20%)、小テスト(10%)から60%以上で合格とする。定期試験は実施しない。

授業の方法

対面

反転講義、グループディスカッション、プレゼン、ロールプレイ、ジグソー法などアクティブラーニングを軸とした講義形式で、学生間の相互評価も取り入れる。
第2回以降は与えられたテーマについて事前に学習し、グループディスカッションに備える。
スマホ、タブレット、PCなどのデバイスは必携。
時事問題や学生からの意見など授業計画にはないテーマも積極的に取り入れる。

参 考 書

「植物病理学 第2版」(眞山滋志 / 土佐幸雄)(文永堂)

備   考

事前・事後学習の総時間数はおよそ60時間程度とする。

募集終了