キーワード 文学、歴史、解釈、アメリカ合衆国 講 義 概 要 [授業の目的] 本授業の目的は次の通りである。 代表的な米文学作家・作品を例にして、外国文学の特徴を説明することができるようになる。 文学と非文学の違いを「文学のことば」という観点から理解した上で、文学のことばの持つ意味の複数性を説明することができるようになる。 今日、一流とみなされる英語文学作品が生成される過程を知ることで、応用的に日本の文学作品や日本文化を相対化して眺めることができるようになる。 [授業の概要] 米文学作品を実際に読み味わい、批評するにあたり、原文を読み解く英語力が求められることは言うまでもない。それに加えて、その作品が書かれた時代背景及び作家の伝記的背景を知っておくことも欠かすことはできない。これらをきちんと理解した上で作品に接するならば、単なる字面を越えた作品のより深い理解を得ることができる。本授業では、米文学史を植民地時代から現代まで概説する。その際、時代背景や代表的な作家及び作品について説明を加える。重要な作品については特に、授業の中で原文ないしは訳文を取り上げる。それに関する講義と学生主体のワークを通して、知見を深化させる。 到 達 目 標 1.米文学の歴史、及びその特徴の流れの大筋を時間軸に沿って図式化できる。 2.代表的な米文学作家・作品について、その背景、後世に及ぼした影響、等について説明できる。 3.米文学作品について表層のストーリー展開に潜む社会文化政治的側面を説明できる。 4.到達目標1~3の知識と技能を使って、米文学とそれ以外の(文学)作品を比較対照して相対的に記述できる。 授 業 計 画 1回目 | ガイダンス | 2回目 | 植民地時代の米文学 | 3回目 | 19世紀前半の米文学、ロマン主義の背景とロマン主義作家1 | 4回目 | 19世紀前半の米文学、ロマン主義作家2 | 5回目 | 19世紀前半の米文学、ロマン主義作家3 | 6回目 | 19世紀前半の米文学、ロマン主義作家4 | 7回目 | 19世紀後半の米文学、リアリズムの背景とリアリズム作家1 | 8回目 | 19世紀後半の米文学、リアリズム作家2 | 9回目 | 19世紀後半の米文学、リアリズム作家3 | 10回目 | 20世紀の米文学、モダニズムの背景とモダニズム作家1 | 11回目 | 20世紀の米文学、モダニズム作家2 | 12回目 | 20世紀の米文学、モダニズム作家3 | 13回目 | 講義内容の総括と学修到達度の確認 | |
評 価 方 法 詳細情報:小テスト(毎時の授業内容を理解できているかどうかを確認する) 評価基準:模範解答を別途提示
詳細情報:ワークを課し授業時間内でグループごとに提出させる(毎時間) 評価基準:模範解答を別途提示
詳細情報:ワークへの各人の取り組み状況をチャット機能やレポート提出機能を用いて測定する(毎時間) 評価基準:模範解答を別途提示
詳細情報:次回の授業で取り上げる作家・作品についての事前学習の成果を提出させる(毎時間) 評価基準:模範解答を別途提示 授業の方法 対面 教 科 書 『初めて学ぶアメリカ文学史』 岩山太次郎ほか著 ISBN: 978-4764736252
上記に加えて資料を配信します。 参 考 書 授業中に適宜紹介します。 備 考 ・追手門学院大学授業受講上のルールを厳守すること。 ・質問等は、LMS等を通じて受け付ける。
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