特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

K25003

科目名

人間科学(文学入門)

科目開設大学名

大阪医科薬科大学

英文科目名

Human science

配当学年

1

単位数

1.0

募集定員

3名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

本部キャンパス:学務部 医学事務課 TEL:072-684-6875
阿武山キャンパス:薬学学務部 教務課
TEL:072-690-1013

担当教員

中川 一成

履修条件等

時間割

火曜日 10:40〜12:15 

開講期間

前期 2025年4月8日~2024年7月8日

教室

講義実習棟2階 学Ⅰ講堂

キャンパス

本部キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

テーマ:―言葉たちの森― 文学入門
 パンデミックや世界で相次いで起こる紛争や戦争、気候変動など、先行きの不安な時代を私たちは生きている。そんな日常にあって、過去の文学を読むことに今、どんな意味があるのだろうか?
 本講義ではドイツと日本の文学(ドイツ文学は翻訳を使用)から戦争や自然災害を主題にした作品を選び、紹介する。作品から特に印象深い場面、言葉を抽出し、その分析を通じて、作品に表現された人間的真実に迫りたい。
 講義は、毎回100字から200字程度の感想を課題として提出していただくことで、出来得る限りインタラクティブな授業を目指したい。

到 達 目 標

1)個々の作品の時代的背景について、作品の内容と関連付けつつ、簡潔に述べることができる。
2)紹介された作品について、感想を論理的かつ簡潔に述べることができる。
3)講義内容についての評価、批評を論理的に述べることができる。

授 業 計 画

25/4/8 (火)イントロダクション 文学作品との出会いについて
25/4/15(火)日本の戦後文学 その1)野坂昭如 『火垂るの墓』 冒頭の文体を巡って:話しことばと書きことば
25/4/22(火)日本の戦後文学 その2)俳句と短歌 「天道虫」と「皇帝ペンギン」に託された思い
25/5/13(火)日本の戦後文学 その3)「他人の空」「四千の日と夜」「二十億光年の孤独」:沈黙から言葉が生まれるまで
25/5/20(火)ドイツの戦後 その1)『旅人ヨ、スパルタノ地二赴カバ、彼ノ地ノ人二…』 ―「ミルク」の一語の重さ
25/5/27(火)ドイツの戦後 その2)言葉の極北『死のフーガ』 ―「夜明けの黒いミルク」
25/6/3 (火)自然災害と弁神論―クライスト『チリの地震』その1)
25/6/10(火)自然災害と弁神論―クライスト『チリの地震』その2)
25/6/17(火)中世の日本を襲った災害―『方丈記』の世界
25/6/24(火)『火垂るの墓』再読―死者を悼むということ
25/7/1 (火)『棚卸』 ―「これは僕の帽子…」
25/7/8 (火)質疑応答とレポート作成

評 価 方 法

授業参加度 20%  
課題 20%  
最終レポート課題 60%
課題として、受講者は毎授業後にその日の内容についての感想、コメントを提出することが求められる(提出されたコメントは次の授業時に受講者全員に向けてのフィードバックに用いる)。

授業の方法

対面

教 科 書

教科書:ハンドアウト配布

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