講 義 概 要 主として表現することにこだわりながら、様々なテーマを設定し、テーマに応じて様々なジャンルの文章を作成しながら、表現力の向上を目指します。 与えられたテーマに関して調査したりフィールドワークを行ったりした上で、日常のリアルをシミュレーションしつつ、創作に相応しい表現とは何かを考えてもらいます。 取材やフィールドワークで得た情報、またネットの情報や文献を駆使し、オリジナルな表現とは何かを学んで下さい。 到 達 目 標 本科目では、創作表現に関する高度な知識、技術を身に付けることを目標とします。 具体的には、物語論にいうところの「物語言説(レシ)」の問題に重点をおき、以下の目標達成を目指します。 ・自己の体験を言語化できる。 ・比喩表現などを駆使して、言語化する内容を他者に伝えることができる。 ・文学新人賞に応募できるレベルの表現能力を身に付けることができる。 授 業 計 画 1:ガイダンス・「物語言説(レシ)」と「物語内容(イストワール)」他 | 練習<ある言葉(形容詞・接続詞・指示語など)を使わずに表現する> | 2:風景を描く<大学内のどこかを書いてみようー大学案内図を見ながら描写する> | 3:フィールドワーク<大学内を実際に歩いて、前回描写した場所を自分の目で確認しながら描写する> | 4:フィールドワークを元に、大学を舞台とした、小説、エッセイを執筆 | 5:表情を描く<映画やマンガ、ドラマなどのワンシーンを素材にキャラクター(悪役)を描写する> | 6:前回提出した課題をベースに、その悪役が登場するワンシーンを執筆 | 7:比喩表現について | 7回目はリモートで授業を行います。 | 教員の指示に従って課題を提出して下さい。 | 8:事前に各自が身近な場所のフィールドワークを行い、それを元に短編小説を書くための | キャラ、あらすじ、世界観、などを作成。 | 9:前回のキャラ、あらすじ、世界観を踏まえ、短編小説を執筆。 | 10:受講生の提出した前回課題の講評 | 10回目はリモートで授業を行います。 | 教員の指示に従って課題を提出して下さい。 | 11:架空の学校の見取り図を作成 | 12:絵と言葉 1<素材として与えられたマンガ(途中まで)を、言語表現に書き改める> | 13:絵と言葉 2<前回のマンガに関して、カットされた続きの展開を考える> | 14:絵と言葉 3<前回作成したものを踏まえて、短編小説を完成させる> | 15:受講生の提出した前回課題を読んで、互いの提出物を講評する。 | 15回目はリモートで授業を行います。 | 教員の指示に従って課題を提出して下さい。 |
評 価 方 法 創作執筆のプロセスを重視するため、授業時間内の課題提出で評価します。 授業中提出物100%(各課題によって5〜10点を配分)。 授業の方法 ハイブリッド(対面とオンライン) この授業は基本的に対面で行いますが、場合に応じてリモートで行うことがあります。 ICTツール(manabaやYouTube、Zoomなど)を用いて、課題を提出、教員や受講生がコメントなどをやりとりする形で授業を進めます。 大学内や自宅周辺などのフィールドワークを課しますが、これは課題に応じて各人が行う場合があります。 教 科 書 必要に応じて指示します。 学生へのメッセージ 更新日2025/2/21 11:21 ●準備学習: 自ら得た体験や情報を言語化するにはどう表現するのが適切なのか、常にその意識を持って受講するよう心がけて下さい。 テーマに応じてフィールドワークや調査を課しますので、積極的に情報収集して下さい。 ●課題に対するフィードバック方法: 作成したものをmanabaで提出し、一部受講生の講評、および教員の講評・添削を付して返却します。 ●学生への要望: ICTツール(manabaやYouTube、Zoomなど)を用い、時間内にワークシートやレポートなどの課題を提出してもらうので、PCが使える状態で受講して下さい。 ●担当者への連絡方法: 担当者のメール(授業時間内に指示します)または担当者研究室(S916)まで。 |