講 義 概 要 「ドイツやヨーロッパの文学作品を文庫本で読んで、みんなでおしゃべりしよう」
文学好きのあなたにおススメの読書会です(※教員が一方的にしゃべる「授業」ではありません)。事前に文学作品を読んで解釈してきてもらい、それをもとに学生同士でおしゃべりしましょう。アクティブ・ラーニングを通じて、文学解釈の幅広さと奥深さを体験します。ドイツ語の知識は一切必要ありません。必要なのは文学を読みたいという気持ちだけです。 ドイツ文学をはじめとするヨーロッパ文学の中から、文庫本で読むことができる小説を選びます。フランス文学・イタリア文学・スペイン文学・ロシア文学・古代ギリシャ文学・ラテン文学などに興味がある人も大歓迎です。もしぜひみんなで読みたいという作品があれば、ヨーロッパのどの国の文学でも取り上げることができるので、おっしゃってください。文庫本は千円程度で買えるものを指定し、みなさんに購入していただきます。全体で3,4冊を考えています。 この読書会では自分の解釈を他の人に押し付けるのではなく、他の人の解釈を聞いて、自らの解釈をさらにブラッシュアップしていくことを目指します。そのため、対話力・コミュニケーション能力を鍛えるトレーニングにもなり、就活の際のグループ面接や就職後の会議や商談などでも役に立つでしょう。 毎回数十ページの範囲を指定し、担当者に議論点をまとめたメモを作ってきてもらい、議論をリードしてもらいます。文学が好きな方は単位のことなんか忘れて、ぜひ一緒に楽しみましょう。 到 達 目 標 ①知識・技能の観点 ・ドイツやヨーロッパの文学作品について様々に解釈することができる。 ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 ・テクストに基づいた解釈を相手に伝えることができる。 ③主体的な態度の観点 ・他の人と積極的に対話し、自らの考えを深めることができる。 授業手法 / Teaching Methods ・学生による学習のふりかえり ・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む) ・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む) 授 業 計 画 毎回事前に指定した範囲を読んで解釈をしてきてください。担当者は議論したい点をまとめたメモを作成してください。それをもとにしてグループでおしゃべりしてもらいます。そしてグループで話したことを全体に向けて発表してもらいます。読書会後には、おしゃべりを通じて考えたことや質問を関大LMSに書いて提出してもらいます。 | | 第1回 導入や自己紹介など、はじめのおしゃべり | 第2回~第5回 ヘッセ『車輪の下で』を読んでおしゃべり | 第6回~10回 学生が希望した作品1を読んでおしゃべり | 第11回~15回 学生が希望した作品2を読んでおしゃべり、全体のまとめ | 授業時間外学習 / Expected work outside of class | 次回の範囲を読み、解釈してくること。 | 担当者は議論点をまとめたメモを作成すること。 | 考えたことや質問を関大LMSに書いて提出すること。 |
評 価 方 法 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。 参加度と毎回の感想・質問の提出(50%)、担当時の役割の遂行(50%) 基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy ① 知識・技能の観点 ・ドイツやヨーロッパの文学作品について様々に解釈することができているか。 ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 ・テクストに基づいた解釈を相手に伝えることができているか。 ③ 主体的な態度の観点 ・他の人と積極的に対話し、自らの考えを深めることができているか。 授業の方法 対面 オフィスアワー オフィスアワーと読書会前後に対応します。
その他 関大LMSのメッセージ機能を使って連絡してください。 教 科 書 ヘッセ(松永美穂訳) 『車輪の下で』 (光文社) 978-4334751456 追加でさらに文庫本を購入していただくことになります。 参 考 書 読書会時に紹介します。 備 考 提出された質問は次の時間に回答します。 ドイツ語の知識は不要です。授業を受けるという意識も不要です。必要なのは文学について話したいという気持ちだけです。 |