特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

K25022

科目名

児童文学概論

科目開設大学名

帝塚山学院大学

英文科目名

Introduction to Children's Literature

配当学年

1

単位数

2

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教学課
TEL:072-296-1331

担当教員

伊藤 かおり

履修条件等

時間割

月曜日 11:10〜12:50 

開講期間

秋学期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

キーワード

児童文学の文学的・社会的意義を理解するために、日本の児童文学作品や海外から翻訳された児童文学作品を読み、その特徴を捉え論理的に説明できるようにする。

講 義 概 要

子どもたちは一般的に作家や出版された国を意識せずに児童文学を読む。そこで、この授業では日本・海外を問わず作品を取り上げる。子どものための文学作品の題材は多岐にわたり、作家は様々な文学作品やその属する社会の影響を受けて作品を作り上げる。しかし、国・時代を問わず共通することもある。そういったことを読み取り、児童文学が内包する世界の多様性を学ぶ。

到 達 目 標

①児童文学の様々なジャンル・形式の特徴を理解し、実際の作品に当てはめて説明できる。②児童文学作品を読み、テーマとメッセージという観点から解釈することができる。③児童文学作品を選択し、その魅力を紹介できる。④作家や時代背景を理解し作品に関係づけることができる。

授 業 計 画

第1回子ども観の歴史・児童文学とは
第2回小テスト/伝承文学(昔話)➀ グリムの昔話
第3回伝承文学➁ ペローの昔話
第4回伝承文学➂ 日本の昔話
第5回童話➀ アンデルセン
第6回童話➁ 小川未明
第7回童話➂ 安房直子
第8回小説形式の児童文学➀ A.A.ミルン『クマのプーさん』『プー横丁にたった家』
第9回小説形式の児童文学➁ L.M.モンゴメリ『赤毛のアン』
第10回小説形式の児童文学➂ 江戸川乱歩『怪人二十面相』
第11回小説形式の児童文学➃ 松谷みよ子『ふたりのイーダ』/小レポートについて
第12回小説形式の児童文学⑤ 上橋菜穂子『精霊の守り人』
第13回唱歌と童謡
第14回期末レポートについて/総括

評 価 方 法

平常点(授業内での発言の内容、毎回の課題)45%、小テスト5%、ワークシート15%、小レポート15%、期末レポート20%

授業の方法

対面

この授業は講義形式で行う。
論理的思考・表現力を養うために、第5回~第7回ではワークシートを用いた授業を行う。事前に作品を読んでワークシートを完成させ、授業の内容や他の受講生の意見を踏まえて修正して提出する。また、毎回の授業で、その回の授業内容を振り返る課題を課す。冬休み明けには、それまでの授業を踏まえて、受講生に自ら選んだ児童文学作品をWebClassの掲示板を通して紹介し(小レポート)、互いにコメントを付ける。期末レポートを課す。

オフィスアワー

オフィスアワーについては研究室前の掲示を確認してください。WebClassでも随時相談に応じます。

教 科 書

使用せず

参 考 書

川端有子『児童文学の教科書』(玉川大学出版部)

備   考

準備学習:事前に配布した資料を熟読し、自分の意見を整理しておく(30分~1時間)。ワークシートを完成させる(1時間)。授業の復習をする(文章で説明できるくらいに消化しておく)(30分)。参考文献を読む。授業内で紹介した作品および関連する作品を読む。図書館などで多くの児童文学作品に触れ、レポートの準備をする。
担当教員からのメッセージ:ワークシートやレポートを課しますが、児童文学の基本は楽しんで読むことです。この授業を通して様々な作品を楽しんでください。読書を厭わないこと。

募集終了